鳥取:全カレ田後港で46.7cmイシ登場/船磯港泳がせ釣りでヒラメ
2009年11月17日 前島勝義(まえじまかつよし)キスからカレイにバトンタッチ! 外江&森山も実力を発揮!!
真冬を迎える山陰の12月――といっていたのは一昔前の話。例年、海面温度が16度から14度へと下がる山陰の海だが、地元のフィッシャーマン(漁師)に聞くと「昔に比べれば毎月の海水温の基準は上がっている」といっていた。たしかに12月に入ってもサワラがルアー釣りの対象魚となっていることからみても、海水温の上昇は裏付けられる。
北西風にめっぽう強い、これからの時期にありがたい釣り場である船磯港。11月9日には鳥取サーフの田村和幸さんが41cmのカレイを上げ、いよいよ本番がスタート
そうした中、鳥取県内の投げ釣りのターゲットは11月に入り、キスからカレイにバトンが渡されたといっても過言ではない釣況となっている。近年、脚光を浴びてきた鳥取市気高町船磯(ふないそ)港では、10月下旬から36~40cmが釣れた話は入ってきていたが、11月9日にクラブ仲間が41cmを釣ったことで、今年も沸騰しそうだ。ここは、冬の訪れとともに多くなる北西風による荒れにめっぽう強い釣り場で、これからの好スポットとなる。
また、11月15日に開催された「全日本カレイ投げ釣り選手権」(主催:全日本サーフキャスティング連盟)においては、鳥取県岩美町の田後(たじり)港で46.7cmのイシガレイが釣れた。田後港はその昔、人気を総取りしていた往年のカレイ釣り場で、近年また大型が釣れ出しており、今年も楽しみなポイントになりそう。
11月15日の全日本カレイ投げ釣り選手権では、田後港へ入った伊弉諾(いざなぎ)サーフの高垣政敏さんが46.7cmのイシガレイを仕留めた
西部では、境水道(さかいすいどう)が11月中旬から本番入り間違いなし。走りには50cm台の確率が高いことがたまらない魅力で、先月号でも「初物」ゲットをお伝えした境港市外江(とのえ)木工団地周辺では、その後も40cm級ゲットのニュースが順調に入ってきている。対岸の美保関町森山(もりやま)地区とともに、11月中旬からのお墨付きオススメ釣り場となることが例年のお決まりだ。先の「全カレ」においても40cmオーバーが8匹も釣れていた。
そんな境水道では、投げのスズキ狙いも好期を迎えている。11月8日ごろから水道部に乗っ込んできたようで、釣れるときは数時間で30~60cmが2ケタ上がることから人気も高い。エサはアオイソメの房掛け。日中の釣りよりも夜釣りに軍配がある。「全カレ」でも70~80cm級が検寸台に乗った。11月中旬現在のポイントは、江島大橋下周辺で、寒さが増すにつれ水道一帯が狙い場となる。
また小アジ、ハゼが好釣のシーズンを迎えたことから、各地の漁港の防波堤ではこれら小魚をエサにした泳がせ釣りが好機となっている。鳥取東部の気高町船磯港では9日、アジの泳がせ釣りでヒラメが上がった。それも50cm台を頭に10匹の釣果があったと、仲間が伝えてきてくれた。鳥取中部の橋津川(はしづがわ)河口防波堤でもヒラメを狙った泳がせ釣りが人気となってきている。そのほか、鳥取港沖一文字では8日、80cm級のスズキがアジの泳がせ釣りでゲットされた。鳥取港ではスズキのほか、ヒラメ、マゴチもターゲットだ。また、マゴチは生きエサがない場合、冷凍イワシでも良い。
西部の境水道も泳がせ釣りの好ポイントで、特にマゴチ狙いには定評ある場所。境港への道中にある釣具店には冷凍イワシが常時用意されているほどだ。エサのアジが釣れないときには安心できるが、11月中旬現在、竹ノ内団地の夢みなと公園ではアジが1人で数キロ台の釣果が得られているようだから心配は無用かも。まあ、そんなアジの好釣がヒラメやマゴチ、スズキといったフィッシュイーターを寄せ、釣り人も集まるのだろう。
前島勝義(まえじまかつよし)1941年生まれ。隠岐を含め、山陰一帯をホームグラウンドとしている。鳥取サーフ所属。全日本釣り団体協議会理事。




