岡山:夜投げの大物は大潮回りに/島しょ部は日中チヌ夜メバル
2008年08月18日 中田康竿(なかだこうかん)干満の差が大きい瀬戸内。9月半ばまではさらに加えて異常潮位にご注意!
立秋も過ぎたが酷暑の日々が続いて…。こんなときには夜釣りに限る、といっても通し釣りではなく夕方からの半夜釣りがおすすめだ。
投げ釣りでは前回も紹介したコイチ(ニベ属)の食いが上昇、水島灘(みずしまなだ)の網代(あじろ)諸島や上水島、下水島などで大潮周りに35~50cm級の良型が数釣れるだろう。この海域、大潮では干満の差が最大で3mにもなるが、コイチは潮のよく動く夜に食いがいい。潮が動かなければ、いくらいいポイントで竿を出してもまったく釣れないといっていい。
昨年9月の倉敷ツロットサーフの例会から。上は広島の甲路でレポーターが釣った40cmのクロダイ、下は同じくハジカミ鼻でコイチの45cmにスズキの60cmをキャッチした岩部会長
先月の「@ふぃーるど」で紹介したように、コイチは7月中旬からぼつぼつ食いだし、これから本番入りだ。片潮(満ち潮のみ、あるいは引き潮時に食いがたつ)ポイントがほとんどなので、事前に情報を入手するなど万全を期したいものだ。エサはマムシ(本虫)やチロリがいい。スズキやクロダイも多い海域なのでスーパーコウジ(輸入ユムシ)も持っていこう。ハリス8号でハリはがまかつ丸セイゴ18号などの太目の仕掛けを用意する。また、同じポイントでシロギスの良型も釣れる。どちらに絞ろうかと迷うこともあるくらいで23~29cmのキスが夜釣りで釣れるのだからたまらない。
この海域で釣りをする場合、注意しなければならないことがある。ちょうどこれから9月半ばにかけて異常潮位になって、普段の潮汐よりも30~50cmも潮が高くなることである。特に網代諸島は足場のよくない岩場で竿を出すことが多い釣り場なので気をつけてほしい。渡船は倉敷市児島塩生(こじましおなす)の高島(たかしま)港から岸田渡船(TEL086・455・8657)が定期で出航しているが、釣行前に電話確認するのが無難だ。
ところで倉敷ツロットサーフの8月例会は網代諸島など近くの島しょ部でやればいいのだが、遠来の釣り人とのバッティングを避けるためにも香川県塩飽(しわく)諸島最大の島、広島(ひろしま)一円で開催する。対象魚の1匹長寸で審査するが、狙いは各人それぞれ、自分の思う魚を釣ろう、ということである。ちなみに私はシロギスを狙って竿を出そうと考えている。また皆さんにお話しする機会があれば結果報告をしたいと思っている。
河口部の釣りはスズキにキチヌ。うれしいおまけは良型の天然ウナギ!?
さて、瀬戸大橋下の田の浦(たのうら)港から東下津井(ひがししもつい)港にいたる波止や護岸からはマダイの40~60cm級が一時釣れていたが、少し食いが落ちたようだ。しかし、この一帯、下津井瀬戸をはさんで櫃石島(ひついしじま)、松島(まつしま)などでこれからもボツボツ釣れるはず。根掛かりの多い場所もあるが、ハリス8~10号の太仕掛けで狙ってみよう。エサは本コウジやタイムシを使う。
これらの島は定期便利用で一人でもOKだ。夕まずめ、それも明るいうちにアタリが出るので、午後4時には渡っていたほうがいい。帰りは午後11時ごろの迎えを利用する。渡船はモバイル釣りサン協力店のきりしま丸(TEL086・479・7959)が田の浦港から、また同じく協力店のたい公望(TEL086・479・9581)が東下津井港から定時で出航しているし情報も豊富だ。
河口域の釣りは一服状態、とはいっても50~65cmのスズキが数匹程度は有望、30~40cmのキチヌも釣れているようだ。それに700~800gのウナギがいい潮回りに行けば2、3匹まじる。大潮の満ち込みを狙うのがいい。エサはカメジャコやスーパーコウジを使う。
島しょ部でのフカセ釣り、ダンゴ釣りなどではクロダイの25~35cmがまずまず。暑い最中の釣りなので熱中症には注意しよう。また半夜の釣りではメバルも面白く年中美味しい魚なので当地では楽しむ人は多い。六口島(むくちじま)や長島(ながしま)、濃地(のうじ)諸島などの近くの島の小磯からウキ釣りやメバリングが楽しめる。メバルのサイズは15~27cmと大小まじるが、数はそこそこいけるはずだ。
中田康竿(なかだこうかん)1947年生まれ。釣りなら何でもやるマルチプレイヤーだが、投げ釣りが好き。通称キャプテン。倉敷ツロットサーフ所属。




