岡山:夜の投げ釣りコイチの季節/大型シロギスと両天秤もOK
2008年07月09日 中田康竿(なかだこうかん)狙いは大潮まわり。丸セイゴ18号に8号ハリスの太仕掛けで臨め
昨年8月の月例会で上水島で竿を出した筆者の釣果。コイチは50cmオーバー、シロギスは27cm。その他40cm台のクロダイにスズキと盛りだくさんだったが実はこの夜使ったエサはチロリで、コイチは想定外だった…
梅雨明け、太陽ギラギラの暑い夏は夜釣りに限る。そう、全日本サーフの会員が狙うコイチ(ニベ)の季節がやってきた。何じゃニベか? といわれながらも狙うのは大物対象魚であるからで、特に50cmオーバーはDランク魚と呼ばれ、血まなこになって追っかけている会員もいるようだ。別に全日本サーフの会員じゃなくても投げ釣り大好き人間はこの時期、少しでも暑さを避けるために夜釣りが楽しい(でもないか…)と思っているはず。
そのコイチがこれから釣れるのが、水島灘(みずしまなだ)に浮かぶ島々である。網代(あじろ)諸島に上(かみ)・下水島(しもみずしま)などが過去の実績からベストポイントだろう。もちろん他にもポイントはあるが、渡船利用で1人でも行けて、料金2500円(定時出船を利用の場合)はなかなかいいと思う。コイチとニベの区別は難しいが、以前塩飽諸島(しわくしょとう)の広島(ひろしま)で開催した月例会で釣ったコイチを京都大学の中坊先生に調べてもらったら全てコイチだったのでこの海域を回遊するニベ科の魚のほとんどがコイチだろうと思われる。
さて、水島灘のコイチはこれから初冬までの長い期間が釣期になる。例年7月中・下旬から釣れ始めるが大潮回りの、潮がよく動くときの夜釣りで狙う。エサはマムシ(ホンムシ)、チロリ、スーパーコウジなどがいい。大阪など他エリアからのサーフマンも多く、朝までの通し釣りをやっているが基本は片潮釣り場なので満ち潮のみ、あるいは引き潮のみにアタリが集中するのが当地の傾向なので、できれば真夜中の12時前後が満潮になる大潮時に行ってみよう。
潮が動かない、緩やかな時には極端にアタリが遠のくので、そんなときには行かないほうが正解だろう。潮汐表をみて干満の差が大きいほどいいのである。クロダイやスズキなどの他魚もよく釣れるので仕掛けは太め、ハリスは8号、ハリはがまかつ丸セイゴ18号、オーナー・ビックサーフ15~16号を標準で。
同じポイントでシロギスの25~28cmも釣れるので仕掛けをどうしよう、と迷うところだ。私なら迷わずキス狙いでいくが、そんなときにはハリスは6~8号でハリをビックサーフ10号かスピニングBの14号の2本バリにするといい。この仕掛けだとかなりの獲物でも取り込むことができるので安心だ。渡船は倉敷市児島塩生(こじましおなす)の高島港から岸田渡船(TEL086・455・8657)が詳しい。
良型のシロギスは笠岡諸島でも。朝まずめには18~23cmのキュウセン
笠岡諸島(かさおかしょとう)の北木島(きたぎしま)、白石島(しらいしじま)、真鍋島(まなべじま)などでは海水浴シーズンに入り、なかなか浜からの昼の投げ釣りは難しいが岩場などから投げると面白い釣りができる。しかし暑さとの戦いになるので早朝からせいぜい午前10時ごろまででやめたほうがいい。キュウセンの18~23cmなどもまじってくる。
もちろんこの時期のシロギスは知ってのとおり夜釣りでも楽しめる。夜釣りは基本的に置き竿で釣るが、シログチやマアナゴも混じってなかなか面白い。時にはマダイやクロダイの良型がアタックしてくるのも意外性の多い投げ釣りならではのことだ。この方面への渡船は笠岡市神島外浦港(こうのしまそとうら)港からさかえ丸(TEL0865・67・2051)が便利だ。
塩飽海域島しょ部の小磯からのフカ釣りはもう終わり、これからは夏チヌ狙いのダンゴ釣りが面白い。今年は乗っ込みチヌはあまりよくなかったが、これからのダンゴ釣りや紀州釣りは25~30cm級の小型が多くなってくる。磯や波止でぶっ込み釣りやウキ釣りで楽しんでいる人が多いが、笠岡諸島の高島などにはイカダもある。6月末だったかにはヒラメの70cmオーバーも釣れている。
中田康竿(なかだこうかん)1947年生まれ。釣りなら何でもやるマルチプレイヤーだが、投げ釣りが好き。通称キャプテン。倉敷ツロットサーフ所属。




