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チャーター船でオコゼに甘鯛 豪快リレー釣り

投稿日:2009年04月13日

チャーター船でオコゼに甘鯛 豪快リレー釣り

第1ラウンドは宇久井沖水深180mラインにてアカムツ狙い

ビッグフィッシングのカメラマンも乗り込んだ当日、阪... ビッグフィッシングのカメラマンも乗り込んだ当日、阪神沖釣クラブのメンバーが仕掛けを上げるたびに緊張が走る!

4月6日、阪神沖釣クラブのメンバーを迎えてのサンテレビ「ビッグフィッシング」取材が、私の操船する新宮市三輪崎(みわさき)漁港の遊漁船「WILD CAT」で計画された。実は3月初めに計画していた釣行が荒天で流れて約1カ月遅れの取材となったため、狙いものが難しくなった。冬のメインの釣りものであるアマダイはそろそろ終盤。かといって幻の魚アカムツ狙いにはまだちょっと早い。オコゼ、ガシラなどの根魚なら釣れますが…と和田紘一相談役に文字通りご相談申し上げたところ、どうせ難しいなら全部狙おうという豪快な結論になった。

課題は二つある。1日の釣り時間を3種類の釣りにどう配分するかと、タックルと仕掛け、エサをどう切りかえて釣り分けわけていくか。時間配分と釣り場選びは船頭である当方の分担。釣り具と釣り方を考えるのは釣り人の分担。釣り場の水深は、アカムツが170~200m、根魚は100~130m、アマダイは80~100m。仕掛けは胴突きと片テンビン、エサはサンマの短冊切り、オモリは80~120号を使い分ける。当然、竿やリール、ラインもかえていかないといけない。これが狭い船上で魚を釣りながらのことだから、けっこうめんどうで忙しいことになるが、経験豊富なメンバーなら心配なかろうと、1日のスケジュールだけを大ざっぱに説明して、午前6時40分、晴天微風の好天の中、三輪崎漁港を出発した。

まずは港から約15分の宇久井(うくい)沖、水深180mラインをパラシュートアンカーで流してアカムツ狙い。ノドグロとも呼ばれるアカムツはいまや超高級魚で、延縄の漁師でも簡単には獲れない難敵。ましてや竿とリールを使った釣りでは、もし釣れたらラッキーといってもいいほど。そのことは重々承知しているが、釣れないといわれるほど釣りたくなるのが釣り人というもの。その思いは和田相談役との打ち合わせの電話からも強く伝わってきた。ならば朝一に狙ってみましょうというわけでやってみたが、海底から伝わって来るのはユメカサゴの弱いアタリばかり。2時間ほどがんばったが、釣れたのは15~20cmほどのユメカサゴが10尾ほどで、アカムツの顔を拝むことはできなかった。残念!! 第1ラウンド終了。

第2ラウンドは太地梶取崎沖水深100~130mにて根魚狙い

ひときわ強いアタリで和田さんの竿をひったくったのは... ひときわ強いアタリで和田さんの竿をひったくったのは40cm弱のイズカサゴ。根から外れたところは久保さんにアカアマダイがヒットした

次は太地梶取崎(たいじかじとりざき)沖の水深100~130mの岩場で根魚狙い。宇久井沖からの移動時間は約25分。穏やかな海を走りながら、仕掛けを取りかえる。到着したときには、ほとんど無風になっていた。これならパラシュートアンカーなしでも仕掛けが立ちそうと、ぶん流しで釣ることにする。ここは家ほどの大きな根がいくつも海底にあって、その間の平坦なゴロ石まじりの底にオコゼやカサゴの良型がいる。パラシュートアンカーで根の間をうまく流すのは至難のわざだが、無風でぶん流しなら細かくポイントをかえて狙うことができる。めったにないチャンスだ。

20~25cmのアヤメカサゴやイズカサゴ、カサゴなどが釣れるうち、和田さんに強いアタリがきた。電動リールを巻き上げると、竿が大きくしなり、ときおりゴンゴンと頭を振る引きが伝わって来る。上がってきたのは40cm弱のイズカサゴ。遊漁船や釣り人は「オコゼ」と呼ぶことが多いが、本物のオコゼはもっと深い水深にいるのが普通で、めったに釣れるものではない。たいていはイズカサゴ=オコゼで通っている。本物と違うといっても食味は一級の魚なので、これはよいおみやげだ。

次に根から外れた所で久保茂さんに来たのは、30cmほどのアカアマダイ。底べったりの大きな根ではなく、大陸棚が落ち込む片の部分に岩礁が点在した所を狙っているので、船が流れて根を外れ、砂泥底になればアマダイも釣れる。アマダイ釣りのサシエは本来オキアミを使うが、サンマの切り身だって目の前に流れて来れば食いつく。その点では、根魚狙いでもテンビン仕掛けが幅広い釣りものに対応することができて有利だが、ハリ数を多くしたり仕掛けを長くすると根掛かりが頻発することになってしまう。そのあたりの手加減が腕の見せ所となる。

この日はもう一つ、注目すべきエサ使いがあった。胴長10cmほどのヒイカを持ち込んで使っていたのだ。当船ではサンマの切り身やオキアミは用意し、それ以外のエサは自由としているが、過去にホタルイカを使ってアマダイやカサゴ類を釣った人はあっても、ヒイカを使った人はなかった。このエサに根魚がよく食ってきた。何でも、このヒイカは、親しくなった魚屋さんに頼んで、小粒のものを選んで取り置きしてもらったのだという。魚を釣るためにここまでの努力、脱帽するしかない。

第3ラウンドは浦神沖水深80~100mにてアマダイ狙い

クラブ内の表彰規定である50cmまであと1cm足り... クラブ内の表彰規定である50cmまであと1cm足りなかったが、迫力ある大型アマダイを仕留めた和田さん。さらに南村さんにも40cm弱がヒットして…これで撮影はOKかな?

午前11時近くなって、穏やかだった海面がざわざわと波立ち、風が南東にかわったのきっかけに、次の釣り場へ移動。今度は浦神(うらがみ)沖の水深80~100mラインをパラシュートアンカーで流してアマダイ狙い。ここは平坦な砂泥底の中に所々小さな岩礁やゴロ石がある。テンビン仕掛けで底を取りながら釣っても、それほど根掛かりはない。2、3本バリ仕掛けにエサはオキアミ。

釣り始めてすぐ、またも和田さんに強いアタリがきた。巻き上げて来る途中、グングンとアマダイ特有の強い引きが伝わって来る。上がってきたのは49cmの見事なアカアマダイ。阪神沖釣りクラブの規定で、アマダイは50cm以上が表彰対象になっている。それにわずが1cm足りない。この1cmが微妙なところで、同クラブのメンバーが釣りに来るたびに、だれかが表彰規定をギリギリ越えたり越えなかったり、実に程よいところに設定されているのだ。ほかの釣り場ではなかなか釣れないとも聞くが、なんだか意地になっている様子が会話から聞き取れる。

間もなく南村健司会長にも40cm弱のアカアマダイがきた。時間が午後1時を回って、もう少しがんばってアマダイを追加したいと思ったところで、仕掛けが潮で流されて底が取りにくくなってくる。どうやら底潮が速く二枚潮気味になっているようだ。これ以上無理をしてもつまらないと判断して、午後2時前に釣り終了。午後2時30分帰港。めまぐるしくも慌ただしい1日であった。
(服部宏次:ワイルドキャットキャプテン)

チャーター船でオコゼに甘鯛 豪快リレー釣り おわり

出船港詳細
出船港

三輪崎漁港(和歌山県新宮市)


【交通】WILD CATが基地にしている三輪崎漁港は、和歌山県新宮市にあります。新宮市街から南へ数分の場所で、国道42号の三輪崎駅交差点または新宮港交差点から港内へ向かい、南東のどん詰まりが三輪崎漁港。大阪方面から新宮へは、国道169号(池原ダムの横を走っている国道です)経由で夜間なら約4時間。ぶっ飛ばせば3時間半ほどで着きます。伊勢自動車道の勢和多紀(せいわたき)インターからは国道42号経由で夜間なら約2時間、昼間は約2時間半です。

遊漁船詳細
遊漁船

WILD CAT(ワイルドキャット)

WILD CAT(ワイルドキャット)

深場釣りの料金は乗り合い1人1万2000円。エサ、氷、貸しタックルを含む、出港から帰港まで約8時間の料金です。出港時間などは予約時、または前日の出港確認時にお知らせします。チャーター船は5人まで1日4万8000円で、トローリングやキャスティングにも対応しています。予約状況などはホームページでチェックできますので、ぜひ見に来てください。仕掛けは釣りモノによってかわりますので、こちらもご相談ください。

4/16放送予定詳細
4/16放送予定

サンテレビ「ビッグフィッシング」

サンテレビ「ビッグフィッシング」

当日の模様は、4月16日のサンテレビ「ビッグフィッシング」にて放送予定。サンテレビが映らない! って方はネット局を要チェック
【サンテレビ】4月16日(木)22:00~
※再放送:4月18日(土)12:00~
【KBS京都】4月18日(土)21:00~
【テレビ和歌山】4月18日(土)0:10~
【三重テレビ】4月18日(土)1:35~

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