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白浜沖の根魚五目 ノマセで興奮 食われろ生きアジ
投稿日:2008年05月01日
狙いは赤物!? 美味なる大型のオコゼよ食ってこい!
ヒレに毒があるといわれているイズカサゴ(和歌山県ではオコゼや沖オコゼと呼ばれる)を摂津市の西田光雄さんが釣り上げると、「トゲ気ぃつけてや~」と船長から声が飛んだ。「えー、ちょっと触るの怖いなぁ」との西田さんだったが、口をつかんで持ってみれば満面の笑み。「実は初めてオコゼ釣ったんですよ。みんなからはおいしいねんでー、ってよく聞いてましたんでねー。一回釣りたかったんですよ。ホンマにうれしいですわ」
和歌山県南紀の白浜沖一帯は魚種が豊富で釣り人を年中楽しませてくれる。いまの季節なら、オキアミのエサを使えば良型のマダイやイサギが狙えるし、生きエサを泳がせるノマセ釣りも面白い。このノマセ釣りではガシラ(ウッカリカサゴなど)やオコゼ(イズカサゴ)など、大型の根魚を中心に回遊次第で青物も狙える。
カサゴ系の魚は陸っぱりで釣れるものと比較すると異次元的なサイズで、竿を豪快に曲げてくれるので楽しい。そしてうれしいことは、これらの根魚の多くは味がいいということ。特にオコゼの甘味の濃い白身は、歯ごたえもよくおいしい。なのでこれを狙うアングラーは非常に多い。
ノマセにはきつい? シケ後の釣行。しかしパワフルタックルは忘れずに
風と波でとにかくアタリが取りにくい。特に船首付近は揺れが倍増するので結構過酷だ。そんな中、高槻市の長谷川博和さんがうまく食わせた。カサゴ系の根魚は口切れの心配があまりないから、巻き上げスピードは速めでも問題ない。青物でも対応できるタックルなので余裕だ
4月20日、白浜町富田の袋(ふくろ)へ向かった。乗船する船は代々丸(よよまる)である。狙いの魚は根魚を主体とした何でもこいの五目、あわよくば青物なんかも期待する、というメニューでの釣行となった。生きエサはアジとサバを使う。出船前、船長に状況をたずねると、少し表情を曇らせた。「実は昨日まで風がきつぅてねー。出船もでけへんかったんです。最近はあまりええことないんでねぇ...根本的に水温が低いんですわ」どうやら好調とはいいがたい状況のようである。たしかにこの日も海上は風が強く、ウネリをともなった波が発生。青物狙いには厳しいかも、といった感じだった。
そんな状況ではあるものの、ノマセ釣りはいつどんな大物がヒットしてくるかわからない釣りだ。だから道具は大型のヒラメや青物まで対応できる装備を持っておいたほうがいい。船長オススメのタックルは2.1mで先調子の船竿に、中型か大型の電動リール、道糸はPEの4~6号を200m以上巻き、フロロカーボン14号の先糸を6mつける。そして三つ又サルカンでハリスを結ぶ。ハリスもフロロの14号で長さは40~50cm。その先にはヒラマサバリの13号または14号をセット。捨て糸はフロロ8~10号を1.5mとり、オモリ80号をスナップ付きサルカンで連結する。エサのアジはだいたい12cm前後のサイズ。それに若干小ぶりの8cm程度のサバも使う。鼻掛けで弱らないようにハリに刺すのがポイントだ。
平均サイズは30cm超。生きサバをエサにしてアタリ連発
大波の中、船酔いに悩まされながらも気合で良型ガシラをゲットの長谷川さん。キャッチしたのは33cmのウッカリカサゴだった。みんなは大きめのアジをエサに使っていたが、長谷川さんだけは小ぶりのサバを選んでいた。40cm級の大型は食わないが、アタリが増えたとのこと
さて、朝6時に出船すると、船は白浜の沖へと向かう。水深およそ60mのポイントに到着すると、一斉に仕掛けを下ろす。北西からの風がきつい。潮の流れと風の向きが同じで、波が抑えられているのは幸いだったが、水温がやはり15度台と低いのが気になるところ。「サンマミンチのエサを撒いて餌付けした青物やったら、この水温でもいけるねんけど、ちょっとノマセにはしんどいかなぁ」船長はそういう。
開始からしばらく経っても、なかなかアタリが出ない。船長がポイント移動を繰り返し、船を潮上から流す。底の形状は砂底に磯がまじる海域で、根掛かりに注意しながら底をとる。オモリが着底すれば底を完全には切らず、オモリで海底を叩きながら誘うスタイルだ。高度なテクニックはなく、アタリがあれば向こうアワセで掛かることが多い。注意すべき点はエサが元気に泳いでいるかどうか、ということ。これは時々巻き上げて確認した方がいい。
左舷の船首側に釣り座を取っていた高槻市の長谷川博和さんは、生きエサの元気さに気を配っていただけでなく、エサの大きさにもこだわっている様子で、アジだけでなく小サバも多用していた。すると33cmのウッカリカサゴと若干小ぶりだが、色のきれいなアヤメカサゴを立て続けに食わせることに成功した。
ハイパワーでねじ伏せろ!
大型の電動リールがあれば待望のビッグワンがヒットしても、無理なく快適なやり取りが楽しめる。こちらの電動リールはシーボーグ500メガツイン(ダイワ精工)だ。空巻きスピードは230m/分、瞬間最大巻上力は50kgもあり、従来品からの大幅な性能向上を実現。ブリやヒラマサだけでなくカツオやキハダなど強烈に横走りするパワーファイターをもねじ伏せ、大型のハタなどが根に潜ろうとしても、圧倒的なパワーで引き上げることが可能となった。手返しも早くなるので、時合いなどでのチャンスを逃さず大物と対戦できる
白浜沖のノマセ釣り仕掛け
エサもちがよく長時間元気な鼻掛けで
生きエサには鼻掛けでハリを通すとエサもちがよく、長時間元気に泳いでくれる。画像はサバにハリを刺しているところ。サバでもアジでもハリの刺し方は同じだ。仕掛けは市販のものでもいいが、自作するなら、ハリはヒラマサ・ブリ王(がまかつ)の13~14号がいい。大型魚のアタリでものびないように設計された強い軸と形状で、余裕を持って対応できるので船長もおすすめだ







