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青物ビュンビュン LTルアーでハマチ&シオ

投稿日:2009年10月13日

青物ビュンビュン LTルアーでハマチ&シオ

3.5号クラスの餌木に対応できるエギングタックルで

スピーディー&パワフルなファイトが楽しめる青物が紀... スピーディー&パワフルなファイトが楽しめる青物が紀北エリアに回遊中!状況をたしかめに釣行したのは初島漁港の先にある地磯で、さっそくジグをキャストするといきなり定番外道のエソ…釣れるのか?

小さくても、そのスピードとパワーは一級品。ましてやライトタックルでのファイトとなると、楽しさは数倍にも膨れ上がる――成長するにつれて呼び名が変わる出世魚、その代表ともいえるブリの若魚、ツバス・ハマチがホームグラウンドである紀北エリアに回遊し始めたとの情報を聞きつけ、9月22日、さっそく確認に向かった。

青物の活性が上がる日の出前後に狙いを絞り、まだ肌寒さの残る夜明け前から有田市・初島(はつしま)漁港の地磯ポイントに入った。このポイントは地ノ島、沖ノ島という青物の好漁場に近く、またその島の水道を抜ける速い潮流により、とても潮通しの良いポイント。エサとなるベイトフィッシュも多く、青物以外にもアオリイカやシーバスの好ポイントとなっている。

この日の潮回りは中潮。満潮が午前8時過ぎということで、夜明けから満潮の潮止まりまでが勝負。今回使用するタックルは、青物のキャスティング専用のヘビーなものではなく、普段アオリイカを狙っているエギングタックルをそのまま流用。3.5号クラスの餌木に対応したロッドで、ハマチぐらいなら余裕をもってやり取りすることが可能だ。

ポイントに到着後、まずは広範囲に探るべく30gのメタルジグ「ジャックアイD-SLIDE」をキャスト。ボトム着底後、アクションを加えながら色々なレンジ(層)をチェックしていく。しかし、この日最初の反応は、ショアジギの定番ともいえる外道、エソだった…。

青物のキャスティングゲームにおいて、目で見てわかる一番の情報ともいえるのがナブラ。エサとなる小魚が海面付近まで追い詰められ、逃げ惑い、捕食され、海面がバシャバシャと騒がしい状態になることがある。こうなると、フィッシュイーターである狙いの魚がそこにいることは明確で、期待も高まるのだが…この日はナブラどころか、パチャッ!っと単発でボイルする気配すらない。こうなると、狙いの魚がどの層にいる(捕食している)のかを探りながら、釣りを進めていく必要がある。

朝イチ1発目はミノーの高速リトリーブにヒット!

はじめからミノーで表層狙いだった弟にツバスがヒット... はじめからミノーで表層狙いだった弟にツバスがヒット。そこで、全層を狙えるジグから表層に的を絞ってミノーに変更すると、同じくツバスがアタックしてきた

釣りを開始して15分ほど経ったころ、「バシャッ」と突然、青物らしきボイルが1発起こった。ベイトフィッシュの姿は確認できないが、ジグには反応はなく、レンジも絞り切れずにいた状況下でのボイル。そろそろか? と狙いを表層付近に切り替えようかと思った次の瞬間、ミノーを高速リトリーブしていた弟にヒット! 上がってきたのは35cmほどのツバスだった。

その後も、時折単発ではあるがボイルが起こり、気配は最高潮。ボイルの起こっているポイントはミノーでも十分に届く範囲なので、弟に合わせてルアーをジグから12cmのミノーに変更。キャスト後、アクションを加えながら高速リトリーブを繰り返す。すると待望のアタリが! 気持ちよくエギングロッドを絞り込み、スピーディーなファイトをみせる。上がってきたのは、先ほどと同サイズのツバスだった。

青物の特徴として、ファイト中の魚の後ろに、複数の別の魚がついてくることがある。その場合、魚を取り込む前に、別の魚の近くにルアーをアプローチすればヒットする可能性が高い。一人で釣行している場合には無理だが、複数人で釣行している場合には特に効果的な、釣果を伸ばすコツの一つだ。またこれには、移動の速い青物の群れをポイントに足止めさせる効果もある。突然やってきて、すぐに去ってしまうことの多い青物の釣りでは「足止め」ができるかどうかで、釣果が大きく変わってしまうのだ。

表層での反応終了。ショアジギで中層を攻略!

ボイルなどの反応がなくなったら、飛距離が稼げて広範... ボイルなどの反応がなくなったら、飛距離が稼げて広範囲を狙え、かつ全層を探れるジグの出番。中層狙いのハイピッチジャークで狙うとガツンとハマチが食ってきた!

ミノーで数匹キャッチした後、突如として反応が途切れた。ツバスの捕食レンジが変わったのか、単純に群れが去ってしまったのか? そこでルアーを30gのジグに戻し、狙いを中層付近に変更することに。キャスト後、ボトムまで落とし様々なアクションを加えながら巻き上げ、またボトムまで落とす。これを繰り返し、底から中層を重点的に探り反応を待った。

すると答えはすぐに出た。ジグを着底後、速いピッチのジャークを加えながらハイスピードで巻き上げている最中、「ガツンッ」とひったくるような鋭いアタリとともに、ロッドが弧を描いた。30cm後半のツバス。狙い通りの1匹に思わず笑みがこぼれる。

さらに同じパターンで連発! だが、少し引きが違う。青物特有のスピードのある引きだが、下へ下へと鋭く突っ込み、抵抗を繰り返す。この引きの正体は…よく肥えたシオ(カンパチの幼魚)だった。このシオも、ツバス同様ライトタックルでのルアーゲームで狙えるターゲット。サイズは小さくても、そのスピーディーな引きで釣り人を楽しませてくれる。色々な魚種が狙えるのもLTルアーゲームの醍醐味の一つだ。

こちらも秋の紀北のLTルアーゲームターゲットである... こちらも秋の紀北のLTルアーゲームターゲットであるシオ。小さくてもそこはカンパチの幼魚ということで、ひと味違った引きをみせてくれる。もちろん、エギングタックルなのでそのまま餌木をキャストすれば、こちらもいまが旬のアオリイカが楽しめ一石二鳥

その後は、ジグのウエイトやカラーをローテーションさせながら、同様のパターンで中層付近を探り、満潮の潮止まりまでに、最大40cm超を含むハマチ、ツバス数匹を追加した。この日は、ナブラの起こっているポイントが近く、ミノーでアプローチすることが可能だったが、ナブラが遠い場合はジグやバイブレーションなど飛距離の出るルアーで反応を誘発できるかどうかがキーになる。

また、今回のようにナブラが起こらなくなった後や、見た目にはベイトフィッシュの気配がないときなどはこまめにルアーをチェンジし、反応の出るレンジやアクションなどを考えながら釣りを展開できれば、釣果も楽しさも、さらにアップするはずだ。

専用タックルを使わなくても気軽に手軽に楽しむことができるLTルアーゲームでの青物。パワフルでスピーディーなファイトに加え、食べておいしいのも人気の理由。食欲の秋に合わせ、楽しくおいしい青物ゲームで秋を満喫してみてはいかがだろうか?
(岩本佳之:有田市)

青物ビュンビュン LTルアーでハマチ&シオ おわり

釣り場詳細
釣り場

初島(和歌山県有田市)


【交通】大阪方面からは阪和道の海南インターを下り、国道42号を下津、有田方面へ。初島交差点を右折し、突き当たりを右折して道なりに進むと初島漁港。漁港の先、テトラで地続きとなっている地磯が当日のポイント。大きめのテトラを渡る必要があり、苦手な人や夜間での無理は禁物。周辺エリアではシモツピアーランドなどでもLTルアーゲームは楽しめるので、そちらへ。また松林渡船(TEL0737・83・3000)を利用して、沖磯へ渡るのも一手だ

タックル詳細
タックル

エギングタックルでライトにショアジギ

エギングタックルでライトにショアジギ

ツバスやハマチ相手にパワフルすぎるタックルを使うのも面白さ半減。そこでオススメなのがエギングタックルを流用したLT(ライト)ルアーフィッシング。3.5号クラスの餌木が扱えるエギングロッドにPE1~1.2号を巻いたものなら十分対応できる。当日はバイオレンスジャーク8.2ft(ガンクラフト)にルビアス2500(ダイワ)の組み合わせ。これにPE1.2号、リーダーはフロロカーボン5号を1.5ヒロとった。またルアーは、表層狙いのミノーに遠投性能に優れたショアラインシャイナーR50LD(ダイワ)、中層~上層狙いのジグにジャックアイD-SLIDE(ハヤブサ)30gをメインに使用

ジグ詳細
ジグ

ジャックアイD-SLIDE

ジャックアイD-SLIDE

ジャーク時のフラッシング効果に加え、スライドアクションによる視覚的アピールが高い「ジャックアイD-SLIDE」。ジャークのピッチを変えることで、スライドダートやハイピッチの首振りアクションまで幅広く対応できる。また、海面直下のハイスピードトゥイッチも可能だが、アクションが大きく海面から飛び出すことが多いので、ラインテンションを調節、維持しながらリトリーブするのがコツ。今回はベイトフィッシュのサイズや潮の速さなどから30gをメインに、20gと40gも使用。カラーはこまめにローテーションし、その日の状況に合ったカラーを見つけだそう。またアシストフックはシングルブライトンタイプの「ショアライト」Lサイズを使用。ジグのカラーやサイズチェンジの効率を考え、打ち抜きのリングにアシストフックをセットし、スナップに通して使うことで、アシストフックを残したままジグだけを交換することが可能だ

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