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荒れ日がチャンス 力糸エリアで秋ギス入れ食い

投稿日:2008年09月25日

荒れ日がチャンス 力糸エリアで秋ギス入れ食い

超スローのリーリングに心地よいアタリが連発。いきなり18cm級が鈴なりで

仕掛けがポイントに入れば即アタリ。というか、正味の... 仕掛けがポイントに入れば即アタリ。というか、正味の力糸エリアなので、仕掛けを引く距離がほとんどないわけで。慣れない人はハリ数を落として狙う方が無難かもしれません

残暑はまだまだ厳しいものの、朝夕はめっきり涼しくなり秋の気配。にぎやかだったビーチも静けさを取り戻し、秋ギスの好シーズンになりました。群れに当たればバコバコのキスの鈴なりが体験でき、またゴッゴーンと強烈なアタリで大型が狙えるのもこの季節。落ちギスへ向けて、今年も絶好調の鳥取県白兎(はくと)海岸の爆釣報告です。

9月21日、この日は全日本サーフ兵庫協会のキス名人戦が鳥取砂丘海岸一帯で開催される予定で、わがレインボーキャスターズの選手たちもはりきって現地に出かけたのですが、深夜から降りだした大粒の雨、鳥取地方に雷注意報が出されたことから安全第一と残念ながら大会は中止になってしまいました。そこで、メンバー6人が天候の回復を待ってキス絶好調が伝えられている白兎海岸へ走ったわけです。

心配した雨も上がり、薄日が差してきたので白兎海岸道の駅「神話の里白うさぎ」に駐車して浜へ下りたのが午前7時過ぎ。浜一帯はサーファーが喜びそうな白波が立ち、がら空き状態でした。普段なら竿出し不可能と通り過ぎそうな状況ですが、この時期の秋ギスには最高の好条件です。実は、この海岸では、この波でキスの群れが西端の深みに避難して大きな固まりとなって居つき、荒食いが体験できるのです。

早速、浜に散らばり仕掛けのセット。ここは型もいいのでハリはダイワ・シロギス投魂T1の7号7本バリ。オモリは感度抜群のパトリオット27号を使い、チロリをハリ一杯に刺して軽くキャストします。ここは足元の波打ち際から深く、20mほど沖には瀬があります。波打ち際と瀬の間が海溝のようになって、ここにキスが群泳しており、アタリが出るのは力糸ポイント(10~15m)と、ビキナーでも十分楽しめるのが秋ギスです。特に面白いのが台風の通過後で、荒れれば荒れるほどキスがたまります。いまはまだ本番ではないので地元の釣り人もほとんど見かけませんが、爆釣が続くとズラリとキャスターが並び、フィーバーする穴場です。

釣り場の様子。白兎海岸の西端部は、沖合に浮かぶ島が... 釣り場の様子。白兎海岸の西端部は、沖合に浮かぶ島がある程度波をさえぎってくれることもあって、荒れ気味の日も竿出しOK…というか、そんな日こそ狙い目なんです

さて、超スローでサビくとすぐにブルン、ブルルンと心地よいアタリが竿先に連発です。「おっ、キスいるよー」と、わくわくしながらリーリングすると18cm級の6連。クラブ員も良型が5連、6連とそれぞれ鈴なりでみんなニコニコ顔。それからは釣り場が広いので正面、左右の斜め引きとキスを探りますが、どこにキャストしてもアタリは連発します。キスの活性は非常に高くて釣りまくり、クーラーは見る見るにぎやかになります。
こんな日は、なにをどうしても釣れるものですが、すぐ足元で釣れるからといって、直接ポイントに投げ込むのは厳禁。キスを驚かせないようポイントの向こうの瀬に投げて(といってもほんの30mほどですが)仕掛けを静かに誘導してポイントに落としてやることで食いを長続きさせることができます。それと仕掛けはオモリから最初のハリまでのモトス(砂ズリ部分)は最低1ヒロはとっておくこと。これも臆病なキスに警戒心を与えないため、重要なポイントです。とにかくポイントが近い、いわばプールの中にいるキスを釣るような感じですので、だれでも釣れます。昨年などは、地元のおばあさんたちがキスを入れ食いで釣っていたほどですが、ビギナーや多バリ仕掛けに慣れない人は、ハリ数を3本程度にするのが無難かもしれません。それでも手返しよく釣れば数は稼げますし、仕掛けのトラブルも少ないでしょう。

潮が引いてもキスの食いは止まらず。クーラーの内ブタもエサ箱も取り外して…

素晴らしい大アタリで食ってきた26.5cmと23c... 素晴らしい大アタリで食ってきた26.5cmと23cmのダブル。ほんの足元のポイントでこんなヤツが当たってくるからたまりません

8時過ぎにはゴッゴーンと大アタリが出ました。「これはデカイ!」と、思わず竿を前に倒してラインを送り込むと、グッグーンと強烈な引きが腕に伝わり、慎重に抜き上げると23cmと26.5cmもある大ギスのダブル。これは刺身サイズと口元が緩みます。すぐに隣りの大前氏にも同じようなアタリで27cmの大ギス。このサイズが足元で釣れるのでほんと面白いですよ。

外道は時々、フグやセイゴが釣れるだけでキスの群れは大きくみんな波打ち際で満艦飾。9時ごろにはキスのアタリをとってリーリングしているとガーンとひったくる大アタリが出ました。「これはなんだ」と、ゆっくり浮かすとウチワのような黒い影、ヒラメです。50cmほどありそうな大物ですがハリスが細いので防戦一方。いいお土産なので慎重にやり取りしましたが、最後にググーンと締め込まれて仕掛けが飛びました。残念。気を取り直してキャストするとキスはまだまだ活発に当たってきます。潮も引いて海溝も浅くなりましたが、波打ち際のかけ上がりの際に仕掛けを止めて待つと、すぐにブルルン、ブルルンと連発です。

途中、パラパラと雨が降ったものの大した影響もなくキスは釣れ続き、クーラーの内ブタとエサ箱を取り外してキスを入れますが、結局10時過ぎにはクーラーにそれ以上入らなくなって納竿しました。入れ替わりに、浜の東側で釣っていた西宮天狗クラブの人たちが来たので釣況を聞くと、向こうはアタリもなくサッパリのようで、私たちの釣果を見せるとビックリされていました。

正味3時間の釣りでしたが秋ギスを堪能することができ、帰ってから数を数えたら18~20cmを中心に107匹も釣っていました。秋ギスはこれから本番、荒れるたびにキスの型もよくなり荒食いが体験できます。逆に、好天ベタ凪の日はサッパリというポイントですが、うまくタイミングが合えば面白い釣りができるでしょう。
松尾幸浩:レインボーキャスターズ会長)

荒れ日がチャンス 力糸エリアで秋ギス入れ食い おわり

釣り場詳細
釣り場

白兎海岸(鳥取市)


【交通】中国自動車道佐用ICから国道373・53号を鳥取方面へ68km、鳥取市内の国道53号と29号が交わる吉成交差点から南バイパスに入り5.5km、南バイパス交差点を左折、気高方面へ10km

仕掛け詳細
仕掛け

7本バリ引き釣り仕掛け

7本バリ引き釣り仕掛け
エサ詳細
エサ

これから品薄になるチロリは塩虫に!

これから品薄になるチロリは塩虫に!

今回のエサはチロリ。ご存じの通りキスには卓効のあるエサで、ハリいっぱいにカットして使ったが、そろそろこのエサのシーズンも終わる。10月は産卵期らしく、引き釣りのエサにするには太過ぎるものが多くなること、また、なぜかブチブチと切れやすくなって使い物にならない場合があるのだ。しかし、キスはこれからが「落ち」の本番というわけで、私が用意するのが塩チロリ。うまく作れば食いは生と遜色なく、よいエサの確保に悩まされることもない。作り方そのものは難しくなくて、まずは新鮮で生きのよいものを、最初から塩虫にするつもりで用意すること。釣行後の残りエサなどでは弾力が失われやすく黒ずみも早い。海水できれいに洗ったチロリを、その分量と同量の天然塩で締める。それを新聞紙に重ならないように並べる。10分ほどで水分が出るので新しい新聞紙を用意し、また同じように並べておく。合計20分ほど水分を抜いたあと、プラスチック容器などに新聞紙でチロリをサンドイッチにする。5段重ねほどにして冷凍すれば、1カ月は十分もつ。塩の量が多すぎると身が締まりすぎる。半生状態に仕上げるのがコツだ。私はこれを用意しておき、釣り場ではボナンザのマキエ専用活性促進強化剤・ボナミックスVをスプレーしてハリに刺している。バニラの香りが私の好み

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