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ウチノ海ヤカタ シンプル楽しく サヨリ三ケタ!!
投稿日:2010年01月13日
再会の約束(?)5年ぶりでようやく実現
風光明媚なウチノ海は釣り場としての実績も十分。大きな3つの島に囲まれているおかげでいつも穏やか、よほどのことがない限り釣りが楽しめる冬場の好スポットだ。メバルやカレイなども楽しめるが、今回は手軽に確実に楽しめるサヨリをターゲットに。写真は同行してくれた徳島の重本信秀さん
2010年1月4日。前日、仕事で徳島県へ来たのでついでに釣りをしようと、鳴門市瀬戸町堂浦(どうのうら)にあるモバイル釣りサンデー協力店の細川渡船(TEL090-3180-3960)さんに事前に予約を入れておいたのだ。
この細川渡船さんは、忘れもしない2005年の1月6日…だったっけかな(忘れとるやないかい!)、釣りサンデーの取材(サヨリ釣り)で訪れた渡船屋さんで、そのときすごく良くしていただき、さらに初取材の仕事ということもあって印象に残っていたのだ。ついでに書くと、高橋船長の彫りが深くて、任侠映画に出てきそうなコワ~イ顔つきも忘れられなかった…(すいません…)。
そのとき「今度は遊びで来ます!」と約束しておきながら、なかなか来られず、ようやく5年経って来ることができたというワケだ。さらに、せっかく釣りをするならと、ずっと前にネットで知り合った徳島の重本信秀さんをお誘いすると、すぐにOKの返事が来た。というわけで午前6時25分、細川渡船さんの駐車場で重本さんと合流。しばし談笑のあと、今度は高橋船長に挨拶すると、かすかに覚えてもらえていたようだ。自分で言うのも何だが、最近はすっかり髪も影も薄くなったからなぁ…。
とにもかくにも今日は楽しむぞ! と、7時の一番船でウチノ海に浮かぶヤカタへと渡してもらったのである。そしてスグにマキエの準備にかかる。高橋船長に教えてもらったサヨリの釣り方は、あれ以来ずっとホームグラウンドの若狭でも実践している。
まず、タライにヌカを入れ、さらに海水をタップリ過ぎるほど入れる。それだけ…。あらゆる釣りに精通している重本さんも、さすがに「え?」という顔をしていた。オイラも最初に教わったときはそうだったなぁ。初めに自分たちで用意したマキエは、大量のヌカにアミエビをタップリ加えてドロドロ状態…。それを見た船長は「それではダメ」と作り直してくれたのだ。
船長によると、アミエビはイワシが寄ってくるので極力少なくするか、なしでも良いとのこと。ヌカと海水の比率も、4:6、もしくは3:7といったカンジで、とにかく海水を多くしてシャバシャバ状態にすると教えてもらった。あまりヌカを濃くすると、頻繁にマキエをするのでサヨリも腹を膨らませて、エサを食わなくなるらしい。
仕掛け入れてマキエをするとすぐにアタリ!!
ヤカタへの渡船は、堂浦にある細川渡船さんにお世話になった。用意が済んだら、まずはマキエを打ち水するかのごとく、パシャパシャと撒いてサヨリを寄せる。これが重要なのだ
マキエの準備ができれば、シャクで打ち水するかのように、テンポよく扇状に撒く。あとはサヨリが寄ってくるのを待つだけ…と、とりあえずサシエを付けて放り込んでおく。あ、そうそう、タックルだが、竿は4.5mの渓流竿、道糸1号、唐辛子ウキにオモリ、ハリはサヨリバリ5号が今回のオイラの仕掛けである。いやいやシンプルで良いですなあ。
などといっているうちに、気が付けばウキがない。海中に沈んでいるではないか! 1尾目ゲットだぜぃ! 釣ったというか…釣れてたカンジ、ではあるが…。サヨリちゃんがいるとわかれば、手返しよく仕掛けを打ち込むのみ。サシアミを付けてヒョイと目の前に放り込むと、潮に乗ってゆっくり沖へと流れていく。そしてウキ目がけて扇状にヌカを撒くと、スグにウキが沈んだ。うひゃひゃひゃ! こりゃ爆釣や!! と思っていたら素バリでガックリ…。
最初は姿も見せなかったサヨリだが、次第にその姿が視認できるようになる。ワラワラとその数は半端じゃない多さだ。普段貧果にあえいでいるオイラだけに、この光景を見るとテンションが上がりまくりなのだ。もうアトはいわずもがな…である。真剣にさえすれば200~300尾は釣れるだろう。だが、ソコはイイカゲンなオッサンのオイラだから、すぐに「ふぅ~」などといってタバコをふかしたり、コーヒーを飲んだり、写真を撮ったりして休んでしまうのである。
潮止まりには誘いを入れて食い気を刺激
サヨリが寄ってくればコッチのもの。仕掛けの打ち返しとマキエをリズムよくこなせば200匹超も夢ではない!?
まあ100も200も釣ったりすると、帰ってからさばくのが大変というのもある。これで明日も休みならば、150尾は釣って帰るところだが、明日は仕事だし、帰省ラッシュで今日何時に帰れるかも読めないので、目標は50~60尾といったところ(言いワケにしか聞こえん?)。重本さんと直接お会いするのはコレで3回目ということもあり、手と口が休むことなく話し続け、はたまた釣り続けた。釣りの仲間って本当に良いもんだな…と改めて実感するオイラであった。
この日のサヨリは比較的釣れ止むことなく釣れ続いたが、それでも潮が止まると食い渋るようだった。ここで補足しておくが、釣れ止まなくても仕掛けを放り込んだまま、ジッとアタリを待っているより、仕掛けを右へ左へ動かして誘いをかける方が良い。こちらも高橋船長のうけうりだが、まさにその通りだ。特に若狭のサヨリはひねくれているのか、スレているのか、誘わないと食わないことが多いのである。
それからアワセについてだが、元気なヤツは向こうアワセで勝手にハリ掛かりしてくれるが、やはり手首のスナップを効かせたシャープなアワセを入れる方が良いような気がする。つまりはヘラ釣りの要領だ。ウキがスッと沈んだら、小さくパシッとアワセる。その方が釣った感もあるから…。
全体的なサイズはちょっと小ぶりも数はバツグン
翌日の仕事を考えて(?)、目標通り50~60匹でストップフィッシング。重本さんはその後も頑張って、200匹近い釣果を上げたとのこと
瞬く間に楽しい時間というのは過ぎるもので、気が付けばもう正午を過ぎていた。これから普通に走っても2時間半をかけて京都に戻らなくてはならないのだ。しかも帰省ラッシュの心配もある。後ろ髪をひかれる思いで…、あ、オイラにそんなひかれるような髪もないか…、とにかく残念だが午後1時の船で帰港する。重本さんと涙の別れ(オエッ…)をして、慌ただしく京都へと向かうオイラなのであった(案の定、あちこちで渋滞に巻き込まれ、帰宅は5時半頃だった…)。
最終まで釣りをしていた重本さんは電話で「60尾ほど配ったけど、まだ100尾以上ある…。どうしよ」などといっておられたので、サヨリは終始釣れ続いていたようだ。ちなみにオイラは70尾ほどだろうか。サイズはやや小さめで20~27cmくらい。平均にしても22cmくらいだろう。
最後に余談だが、前日の夕刻、細川渡船近くの波止から海面を覗くと、メバルがウジャウジャ泳いでいるのを見て、磯竿2号を使い、初めてメバリング(?)というヤツをやってみたところ、2投目でメバルが釣れた(1投目は穴ハゼだった)。なので今年は専用ロッドも買って、メバリング・アジングにもチャレンジするぞ! ということで、やはり堂浦ウチノ海のヤカタのサヨリは最高! 細川渡船最高 ということで締めたい。高橋船長の顔はちょっとコワイけど、メッチャ良い人なのだ。近頃の草食系男子を見慣れている女性が、一見コワイ船長が時折見せる笑顔を見たら「惚れてまうやろーっ!」というに違いない…たぶん…。
(菱田英樹:FC KAWATA)
ウチノ海ヤカタ シンプル楽しく サヨリ三ケタ!! おわり
堂浦ウチノ海(徳島県鳴門市)
【交通】神戸淡路鳴門自動車道の鳴門北インターを下り、すぐの信号を小鳴門海峡に架かる小鳴門橋を渡って、高松方面へ左折し、しばらく走り北泊方面の標識に従って右折、堂浦へ。カセ・ヤカタ釣りの問い合わせは細川渡船(TEL090-3180-3960)まで
シンプル・イズ・ベストとはこのこと
目の前まで寄ってきてくれる堂浦のサヨリ釣りに、難しい仕掛けは似合わない? 当日は4.5mの渓流竿に道糸1号、唐辛子ウキにオモリ、ハリはサヨリバリ5号といったシンプルなものを使った。ノベ竿にセットするだけでオッケーなお手軽市販仕掛けも便利。ロッドは4.5mのほかに6mクラスもあれば、サヨリの寄りが悪いときに効果的。タナは50cmもしくは1mからはじめて、状況に合わせて上下させよう。サシエはサシアミか、オキアミのSサイズを使用
ヌカと海水のみ!アミエビいらずでOK
大阪湾や若狭湾のサヨリ釣りでは、マキエにアミエビを使うことが多いけど、ウチノ海ではイワシが集まって本命サヨリの釣果が落ちてしまうため極力使わない。なんだったらナシでもいいってことで、当日はヌカに海水を入れただけ。これをパシャパシャと打ち水するみたいに仕掛けの周りに撒く。ちなみにサヨリは、この「パシャ」という音にも反応するようだ







