- 滋賀
- 東近江
湖国の風物詩 ホンモロコ釣り 大同川で復活!?
投稿日:2008年04月16日
ピークは過ぎたといわれた4月12日だが、なんの50匹上げる人も出た!
多いときは50匹もの釣果が上がっている大同川のホンモロコ。4月いっぱい釣れるだろうとは釣具店の予想だが、早めの釣行をオススメ
日本のコイ科魚類のなかでもっとも味がいいといわれる琵琶湖固有種のホンモロコ。産卵のため浅場へ寄ってきたところを狙い、ずらりと釣り竿が並ぶ光景はかつて湖国の春の風物詩だった。そんなホンモロコが激減したのは1996年ごろ。
琵琶湖での漁獲量をみると、それまで年間200トンから300トンで安定していた水揚げが、急に100トンを割り込んだ。その後、年々減り続けて2006年度は何と6トンに…。同じように釣りでもほとんど顔を見られなくなり、近年、ホンモロコを狙った釣りは幻になりつつあった。
ところが昨年、東近江市内を流れる大同川(だいどうがわ)の伊庭内湖(いばないこ)から琵琶湖にそそぐ区間で、まとまった数のホンモロコが釣れて大にぎわい。ではなぜ急に釣れるようになったのか?
県水産課にたずねてみると、資源回復を図った種苗放流などの効果が出てきたのでは…との回答だったのだが、大同川でのみ釣れている現状に、正直はっきりとはわからないそう。ただ、漁の方でも昨年からまとまって獲れたという報告があり、減り続ける一方だったホンモロコが増えている可能性もあるという。
夜明け前からずらりと並ぶホンモロコファンでいっぱい
ポイントとなる大同川の右岸は週末ともなると大にぎわい。初めて訪れる人も川沿いを走ればすぐにポイントがわかる
「今年も3月中旬から姿を見せるようになりました。多い人は50匹以上釣っていたようです」とは、大同川に通う釣り人もよく立ち寄るアングラーズ近江八幡店。
釣期はおよそ4月いっぱい。ピークこそ過ぎたものの、まだまだ釣れているとのことで4月12日に現地を訪れた。伊庭内湖から琵琶湖に注ぐ約3kmほどの間で、ホンモロコが釣れているポイントは伊庭内湖側から数えて二つ目の橋の右岸一帯。夜明け前から釣り人が並んでいるため、行けばすぐにポイントはわかる。左岸は水際にアシが茂っているため竿の出せるところはあまりない。
遠目に様子を眺めていると、橋のすぐ下流側で竿を出している釣り人がコンスタントに釣果を上げていたので話を聞いた。守山市からやって来たという村木勝利さんは、好釣果にわいた昨年、幾度となく大同川を訪れたホンモロコファンのひとり。当日も朝から竿を出し、3時間ほどで十数匹の釣果とのこと。
村木さんのスカリを見せてもらうと10匹ほどのホンモロコが元気にはねていた。10cmを超えれば良型だが、今年はそんな個体が多いという
「先週はひとり30匹ぐらい釣っていたので、そのぐらい釣れれば。ホンモロコはね、臭みがないのでウロコもエラも内臓もとらず素焼きにし、酢みそをつけて食べるのが地元流。おいしいですよ」ニコニコしながら教えてくれる村木さんのとなりで、チリン! と鈴の音がなった。
鈴は竿先にセットされたもので、仕掛けに魚が掛かって暴れた際にアタリを知らせてくれる仕組み。サッと竿を持ち、ゆっくり一定の速度で巻き上げてくると、銀鱗をきらめかせながらホンモロコが上がってきた。
滋賀県東近江・大同川
注
は、釣り場のポイントを指すものではありません。
地元では大同川も管理上では琵琶湖?
滋賀県の管理上では伊庭内湖はすでに琵琶湖であり、釣り場となっているところも「厳密には琵琶湖」と、県耕地課。しかし、近くに架かる水車橋には「一級河川 大同川」の標識がでかでかと掲げられ、地元の人の認識も「ここは大同川」とのことで、今回はすべて大同川で統一した。釣況などの問い合わせはアングラーズ近江八幡店が詳しい
村木さんの胴突きブッ込みスタイル
コンスタントに釣果を上げていた村木さんの仕掛けは胴突き4~5本バリのブッ込み釣り







