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タチウオ短期決戦 人工島沖向き 夕暮れテトラ帯
投稿日:2008年08月26日
PM6:00に聞こえるサイレンを合図にスタート! ルアー釣りで手返しよくアプローチ
湾岸波止釣りの人気モノであるタチウオ。シーズン開幕時はベルトサイズも多いが、とりあえず当日の1匹目を仕留めてひと安心
さあ、これから秋に向けて釣りモノが豊富になってくる時期に突入です。アジ、イワシ、タコにガシラにチヌ! 和歌山ではカマスも釣れだして、各釣り場は盛り上がっています。そんなターゲットとともに例年のこの時期、波止釣り場を大いにわかしてくれるのがタチウオ。ホームグラウンドの泉州(せんしゅう)エリアでは、例年のパターンとして夏の後半から第一陣がまわってきて、しばらく落ち着き安定期に入るのですが、今回はその第一陣をゲットしに8月23日の土曜日、貝塚(かいづか)へ行ってきました。
数年前、会社帰りに毎晩タチウオを釣りに通いつめた貝塚は、いろいろなポイントがありますが、一番確実な貝塚人工島の沖向きにあるテトラ帯で竿を出すことにしました。現地に着いたのが夕方の5時過ぎ。早めに到着し釣り場の観察をします。するとものすごい数の魚影が確認できます。よく見るとボラの大群です! しかも半端な数ではなく、海面にびっしり敷き詰めたくらいの数がいます。この釣り場には排水口があり、そこから出る淡水を好んで集まっているようです。この夏、泉州エリアは雨が少なく猛暑続きで、ボラも冷たい? 淡水が気持ちいいのでしょうか。
しかし、これではほかの魚がこわがってか、飛ばしウキのサビキ釣りをしておられる人は全然釣れていないようです。自分も下手に竿を出すとボラがスレで掛かってきそうなので、場所をかえようかとも考えましたが、タチウオがまわり出すとましになるだろうと、その場で夕暮れになるのを待ちました。夕方6時になったら聞こえてくる岸和田(きしわだ)のサイレン(音楽)を機に、釣りの準備にかかります。ゆっくり釣りをするときはエサでウキ釣りをするのですが、今回はサクッと短時間勝負と考えていたので、準備したのはミノーにメタルジグ、そして湾岸のタチウオ釣りで効果が高い必殺のワインド(マナティー+ZZヘッド)です。
カツオの一本釣り!? テトラに落ちたら最後、うしろの堤防まで一気に抜き上げ!
湾岸のタチウオ釣りで定番になりつつあるワインド釣法。ロッドをシャクるだけと簡単な釣りなのに、そのトリッキーなスライドアクションに思わず食いついてくる
まずは先発隊としてワインドを使うことにします。よく釣れるようでしたら、ワインドで通しますが…さてどうでしょうか? ロッドは中通しタイプの磯竿1.5号-5.3mです。なぜルアーでの釣りなのにこのタックルなのかというと、テトラでの釣りで時間も夕方から夜となりますので、安全を考慮してあまり動かないようにすることが得策。中通しのロッドは外ガイドタイプに比べ、糸絡みのトラブルが限りなく少なくてすみます。5.3mの長さも重要で、波打ち際まで下りることなく、少しでも足場のいい上部のテトラで釣り座を構えた際に取り込める長さなのです。また魚を抜き上げる際、海面から上げた勢いでうしろの護岸まで魚を上げることができる長さでもあります。
タチウオは上アゴ、下アゴともに硬く、すぐハリが外れてしまいます。比較的しっかりフッキングするルアー釣りでも、魚を取り込む途中で落としてしまうことがよくあり、テトラの場合は途中で落ちたら最後、どうしようもないので一気にうしろの護岸まで抜き上げられるように、この長さをチョイスしています。今回もカツオの一本釣りではありませんが、釣れたあと一気に抜き上げて取り込み成功! それでも護岸で勝手にハリが外れてしまうことが5割の割合でありました。あぶないあぶない…。護岸まで届かず、テトラの暗闇に落ちたのが1匹ありますが、それはそこに住み着いている子猫ちゃんのエサになったようです(笑)。
実釣内容はといいますと、6時から釣りはじめ日が沈む前に1匹ゲット。2匹目は暗くなってからと、3匹目までポツポツといった感じでしたが、7時ごろになって時合い到来! ガンガン当たりだしました。釣り方は沖に遠投してしばらく沈め、中層を探っていきます。ロッドを水平にしてラインを張り、シャクリ2回で竿先を頭の上にもってきて、ラインを巻きながら水平に戻す動作をくり返します。シャクリ幅が大きく、広く探れますのでタナはアバウトでOKです。
短い時合いを効率よく攻め2時間で三世帯分のおかずをゲット! 最長寸は85cm
6時半からの1時間にアタリが集中した当日。ワインドで攻め65~85cmを12匹と上々の釣果を得た。今後、第二、第三の群れが回遊してきて、湾岸のタチウオ釣りはさらに面白くなってくる
シャクったときにロッドが弓のように曲がればタチウオが食いついた証拠です。フォール中に食いつくことが多く、つぎのシャクリでよくヒットします。タチウオが掛かれば、あとは引きを楽しみながら寄せてください。注意しないといけない点は、巻き上げ途中はラインを張り続け、けっして緩めないこと。緩めるとバラシ率がグンと上がるので注意してください。そしてタチウオをテトラギリギリまで寄せたあとは、足場のよい護岸部分まで一気に魚を抜き上げます。ここでもう一つ注意! 抜き上げるときは後方に人がいないことを十分確認しましょう。
説明ばかりになりましたが、結果は8時までの2時間で65~85cmを12匹、バラシは3匹と短い時間でしたが十分の釣果を得ることができました。この日の時合いは6時半から7時半といったところで、その後の時合いも待てばさらに釣果をのばせたでしょうが、これだけ釣れれば十分です。帰って三世帯でわけました。周りはウキ釣りがほとんどでしたが、この日はダントツで自分の竿が曲っておりバラシも少ない結果でした。
今回のように短時間でスピーディーに攻める釣りも楽しいですが、涼しい夜に夜景を見ながら電気ウキを眺めるのもまた釣りの楽しみです。みなさんもそのときの気分で釣り方を使い分けて楽しんでください。そして安全のため、地波止であっても救命胴衣の着用をよろしくお願いします。
(井上基:TEAM FINE)
タチウオ短期決戦 人工島沖向き 夕暮れテトラ帯 おわり
貝塚人工島
【交通】大阪市内方面からは阪神高速湾岸線の貝塚出口を下りて、大阪臨海(りんかい)線を南下。二色(にしき)1丁目東の交差点を右折し、貝塚大橋を渡って人工島へ
沖向きテトラ帯
貝塚人工島のメインポイントは、沖に面した長~いテトラ帯。タチウオはどこからでも狙えるので、足場のいいところを選んで竿出ししよう
タチウオ狙いのワインド仕掛け
当日は結局ワインド釣法だけでタチウオにアプローチ。貝塚人工島のテトラ帯ではルアーロッドではなく1.5号-5.3mクラスの磯竿がオススメ。長さがあるため波打ち際の崩れたテトラを避けて釣ることができ、うしろの護岸への抜き上げも可能。また、トラブルの少ない中通しタイプが夜釣りには向いている。組み合わせるのは道糸ナイロン3号を巻いたスピニングで、マナティー(90サイズ・パールホワイト)をセットしたZZヘッド3/4オンスを直結する。歯の鋭いタチウオだが、直結でもほとんど切られない







