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淀川河口のナイター 食わせて掛けるキビレ・ゲーム

投稿日:2008年07月09日

淀川河口のナイター 食わせて掛けるキビレ・ゲーム

チヌよりずっとアグレッシブ! テクニックの上達が釣果に直結する釣り

7月1日の第1号は初期にしては上等の40cmクラス... 7月1日の第1号は初期にしては上等の40cmクラス。梅雨明けから8月にかけては淀川のキビレのハイシーズン、パワフルな引きを楽しむチャンスだ

大阪湾のみならず、姫路や岡山方面にも多く生息するキビレ。ちょうどこれからの1カ月が河川でもベストシーズンとなる。湾岸エリアにいるチヌ=クロダイが垂直護岸や縦ストラクチャーに多く付くのに対して、キビレの行動範囲は特に広く、河川のシャローエリア、漁港の石積み、埋立地との水道部にある石畳など、どこにでもいるといっても過言ではない。こんな身近で面白いターゲットを見逃す手はないだろう。今回は、特にキビレの魚影が濃い、私たちのホーム淀川(よどがわ)で挑んだ。

キビレの狙い方は多彩だ。デイゲームのポッパー、Mリグ、メバルワームを使ったフィネスゲームなど、季節や場所により違いがある。私たちが真夏のパターンとして好んで展開するのが、ホッグワームを使ったゲームだ。

捨て石や石畳、ストラクチャーに付く傾向があるキビレ。基本はリフト&フォール。リフトで誘いフォールで食わせるイメージだ。この淀川河口付近は震災後、人工的に整備され、石畳、そして大量に入った捨て石と、キビレゲームにはなくてはならない好条件がそろう。そしてこの場所には、数多くの甲殻類が生息する。ここでのキビレの主食はカニ。しかしときにはベイトフィッシュまでが捕食対象だ。チヌよりも雑食性が強くアグレッシブ! したがって流れに乗って浮遊するカニ、時にはベイトに見立ててホッグワームで狙うことになる。

「食わせて、掛けにいく」ストロングスタイル。このメソッドが熱い理由はここにある。自らワームを操作して、エサの動きを演出。もちろん不自然なら食いが悪く、よりナチュラルに誘えれば連発する。つまり数を伸ばしていくには「テクニック」がより重要となり、慣れれば慣れるほど釣れる釣りだ。フッキングからランディングまで気を抜けないのも楽しい。

チヌもそうだが、キビレも違和感を感じるとすぐに吐き出す習性がある。さらに使うジグヘッドをキビレの硬い口元に貫通させる必要があり、フッキングが甘いとバレにつながる。つまり、強めのタックルでアタリがあれば「即、強く鋭くフッキングする」のが基本となる。この一連の動作が本当に面白い。これを一度体験して、コツをつかんだら癖になること間違いない!

風向きを意識して立ち位置を決める。まずはしっかり確実に底を取ること

流れや風を計算して、常にラインはリグから直線状に延... 流れや風を計算して、常にラインはリグから直線状に延びているようメンテナンスする。ジグヘッドは底を取れる範囲でできるだけ軽いものを

まずは風向きで入るポイント、自分の立つ位置を決めるのがコツ。一番厳しいのが横風だ。ラインが引っ張られ底が取りにくい。さらにはバイトしたキビレが不自然に引かれるラインに違和感を感じて、アタリが減り食い込みが浅くなる。つまり大きく釣果に影響する。もちろん無風ベタ凪がベストだが、風があるなら背中から受ける風で釣りができる位置を決めよう。風向きを意識して攻めるポイントを的確に狙えば、面白いようにキビレが釣れる。まとめると「自分の選ぶ立ち位置とキャストする方向」でまず釣果が決まるということを覚えておこう。それでも風が当たり厳しいなら、ポイントそのものを大きく変えることをオススメしたい。

しっかり確実に底を取ること。これを怠ると釣果に影響するのであえて書きたい。確かに底付近には大量の石が入り、根掛かり多発ゾーンだ。しかしこんな場所での魚影が最も濃い。以前、あまりにも根掛かりが多いので、試しに底を取らずにリフト&フォールを繰り返したことがある。てきめんに釣果に影響を及ぼし、しっかり底を取ってからリフト&フォールを繰り返すとアタリ連発。実践から学んだ答えなので間違いはない。根掛かりを恐れず、ボトムからのリフト、そしてフォールを繰り返すのが釣果を伸ばすコツだ。

フォールはできるだけゆっくりと行う。速めに落としてリアクションバイトを拾う方法もあるが、基本はできるだけスローにフォールする。キビレに食う間を長く与えるのと、食い込みをよくするためだ。風向きと水深、流れの速さでジグヘッドは3.5gと5gを基本に使い分けるが、底をしっかり取れるなら軽い3.5gがベースとなる。流れが速かったり、風がやや強い時は5gと覚えておこう。流れが速すぎる場合、7gを使うこともある。

流れや風でラインが引かれて、ラインスラッグが出るとアタリがぼける。できるだけホッグワームリグからラインは直線的に出すのがベストだ。それを意識して最低限の重さのジグヘッドを使うことが釣果を伸ばすコツ。私の場合、ジグヘッドはかなり頻繁に交換する。アタリがあっても乗らない場合に、軽くすると一発でフッキングが決まることも多い。

ワーム詳細
ワーム

スローフォールでアピール度抜群!

スローフォールでアピール度抜群!

キビレ・クロダイ狙い用のワームとしてマーズから発売されているクリーピィ。ハンドポワード素材ならではの高浮力により、着底時の立ち上がりもよく、両サイドに付けられた手足が姿勢を安定させつつ、大きく揺らめいてターゲットを誘う。アピールの高いバルキーなボディーでありながら、ボディーにクビレを付けているので、フッキングもよい。また尾ヒレを付けることによって、ミソとなるスローフォールにも使い勝手抜群で、滑るような落ち方がエビやカニなどの甲殻類を演出しており、まさにキビレ・クロダイ狙いに最適なワーム。私のオススメカラーは写真の3つ。基本は黒系、そして赤などのシルエットがはっきりしたカラーで、常夜灯の入るポイントではチャートも多用する

タックル詳細
タックル

高感度でパワフルなロッドを

高感度でパワフルなロッドを

私のロッドはエバーグリーン・ゼファーベイシューターPZS-76。本来は複雑なマンメイドストラクチャーや小規模河川での接近戦用に作られたロッドだが、張りがあり感度が非常に高く軽い。強靭なバットパワーも持ち合わせ、キビレゲームに使える一本だ。ジグヘッドはハリの硬度が高く、太軸でチヌやキビレの硬い口元を貫くデコイ・タンクヘッド。ハリサイズはその時期のキビレの平均サイズで使い分ける

メソッド詳細
メソッド

ロッド角度を保ってリフト&フォール

ロッド角度を保ってリフト&フォール

リフト&フォールを行うにはロッド角度が非常に重要だ。アタリがあれば強くて鋭い合わせが必要となるので、45度程度の角度を保ったままフォールを行うのがコツだ。リーリング2、3回で巻き上げながらリフト、あるいはアピールの意味で軽くトゥイッチングをしてからリールを2、3回巻き、フォールをするのも効果的。活性が低くてアタリが極端に少ない場合には、ボトムスレスレをデットスローで引くこともあるが、岩で起伏が激しいので根掛かり覚悟だ

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