- 大阪
- 岸和田
新事実はっけん!?昼でもイケる乗っ込みカレイ
投稿日:2009年12月28日
釣れ出しは12月22日!翌23日さっそく現場へ
山田渡船を利用して岸和田の沖一文字へ。ポイントへの「ダッシュ」もかましコーナー北側付近に釣り座をゲット。日の出前からの竿出しとなったが、定説通り、同行した廣瀬さんに暗いうちからカレイがヒットした
岸和田一文字(大阪府岸和田市)で「クリスマスカレイ」爆釣警報が発令中!! 12月19日から20日の大寒波襲来直後にオスの個体が大挙して接岸。荒れが収まった22日から2ケタ釣果が続出している。特にシーズン初期は良型が多く、10匹中2~4匹が30cmオーバーという釣果も珍しくない。「昨日は34cm頭に12枚でした」と堺市在住の廣瀬多賀樹さんからメールが届いたのは12月22日。カレイは釣れているところに行くのが一番!というわけで、翌23日にさっそく現地に向かった。
出船は午前5時。途中、ウキ釣り師を旧波止などに降ろし、10分ほどで「沖の北」に到着した。カレイが良く釣れるのは北の船着き場から南へ4~500mほど寄ったカーブ付近。地元・岸和田市在住の廣瀬隆介さんとともに一気に駆け足で突き進み、なんとかカーブの段差上に釣り座を確保することに成功した。実は岸和田一文字に釣りに行くのも、クリスマスカレイを狙うのも初体験。事前に「ダッシュする」とは聞いてはいたが、まさかあれほどしんどいとは…。
「時合いは早朝の一瞬ですよ!」と廣瀬さん。休む暇もなく仕掛けをセットする。セットといっても、すでにオモリを取り付けた状態で竿を束にくくっているので、後はエサを付けるだけでOKだ。細めのアオイソメを2~3匹掛けにし、30~40m付近に投入した。釣果情報がまだほとんど表に出ていなかったため、カレイ狙いの釣り人は10人ちょっと。各自1~2ケーソンぐらいのスペースを確保できたため、となりの人と仕掛けが絡む心配はなさそうである。
廣瀬さんは早朝から良型がヒットして、締め込みを堪能。上がってきたのは30cmを超えておりニンマリ
「こんな暗い時間からカレイ釣れるんですか?」と廣瀬さんに聞くと、「5時半から7時までに必ず時合いが来る!」という。「日の出前後が勝負」と自分にいい聞かせ、誘いを入れながらアタリを待つことにした。キャストしてから15分も経たないうちに、突然、ガガガーッと竿が動いた。「もしかしてカレイ?」と半信半疑でゆっくりラインを引っ張ると生体反応が!
「乗ってますよ!」と廣瀬さんに声をかけ、バシッとアワセを入れる。防波堤越しにゆっくり抜き上げると、白い腹を見せながら本命カレイが上がってきた。しかし、良く見ると尻尾付近にハリ掛かり(?)というわけで、人生初のクリスマスガレイは、なんとスレ掛かりであった(実にレアなケースですが…)。魚影が濃い証拠では? もしかして爆釣!? と期待するも、その後は小型を1匹上げただけでアタリなし。それどころか、日の出後もサッパリ…。入れ掛かりの爆釣劇を期待した朝まずめは、24cmと27cmの計2匹で撃沈となった。
「おっかしいなあ。こんなもんじゃないですよ。型も小さいなあ」と廣瀬さん。とにかく目の前にカレイがいると信じて、こまめに打ち返すしかカレイゲットの術はなさそうである。と、その甲斐あって午前7時半ごろに本日最大となる38cmがドドーンとヒット!「やっぱいましたね!」と良型ゲットに自然と笑みがこぼれた。
地元キャスターは朝まずめのみもココから本領発揮
午前7時半ごろ、当日最大となる38cmを仕留めることに成功。さらに40cm級をキャッチした人もおり、中小型ばかりではないことがわかった
さて、岸和田のクリスマスカレイだが、よく「朝まずめしか釣れない」とか「午前9時までが勝負」といった話を聞くが、当日は8時になっても、9時になっても、10時になっても、11時になっても、パラパラ釣れ続けたのである。おまけに日中にヒットするカレイは30cmオーバーがほとんど。朝まずめの一時だけしか狙わない地元キャスターは11時までに全員撤収し(廣瀬さんも所用で納竿)、カーブ付近に残ったキャスターは私と岸和田の小山聡一さんの2人だけになった。
その後、満潮を挟んで引き潮の流れになり、24~28cm級がポツリポツリとヒットし始めた。「カレイは潮で釣る!」というのは私の持論だが、潮が流れているほうがエサもフワフワ漂うのでカレイの活性も上がるはずである。その証拠に午後1時から午後3時の間に小山さんと私の竿に30cm級のカレイがヒットし続けた。朝イチのような爆発的な食いはないものの、1時間に尺サイズが1匹のペースなら十分満足である。
マコガレイ2ケタ釣果達成!! 竿頭は14匹
岸和田市の小山さんは良型のダブルに会心の笑み。大阪市住之江区から来たという新阜克敏さんは31cmを頭に9匹仕留めていた
「この様子なら夕まずめも入れ食い確実!?」と薄暮タイムも狙いたかったが、小雨が降り出したので午後4時すぎに納竿し、午後5時の便で引き揚げた。当日の釣果は24~38cmのマコガレイ計12匹、うち30cmオーバーは6匹だった。小山さんも34cm頭に計8匹を仕留めたほか、大阪市住之江区から訪れた新阜(におか)克敏さんは31cm頭に計9匹、堺市の高橋保佐さんは33cm頭に計14匹の爆釣だった(すべてオスの個体)。
通常は10mぐらい先にある敷石と砂地の境目がポイントらしいが、当日は75mラインと30~50mライン、20~30mラインの3エリアでアタリが多かった。特に30cmオーバーは30~50mラインで良くヒットしたようだ。岸和田一文字ではカーブ付近が一番良いといわれているが、カーブから南へ100mほど寄ったところでは40cmの大型も出ていた。今後は北の小屋付近でも数釣れるようになるので、「ここ!」と信じた場所で狙うと良いだろう。実際、堺市の高橋さんは、「最後に来てここしか空いてなかった」という場所で竿頭になっている。どこにカレイが群れているか分からない。爆釣するか否かは運も大きく左右しそうである。
こちらは当日の竿頭・堺市の高橋さん。最後に来たため空いていた場所での釣りとなったが、ダブルでヒットさせるなどして数を上げ、終わってみれば計14匹の大漁
また、ほとんどのキャスターが午前中に帰るので、午前中の少し遅い便で渡ってきて、夕方の時合いを狙ってみるのも悪くなさそうである。当日の天候は曇ったり晴れたり、小雨がぱらついたりしたがおおむね良好。気温も13度で風もほとんどなく、とても暖かく感じられた一日だった。ひと足早く、クリスマスプレゼントをいただくことができ、釣友とともに楽しいひとときを過ごすことができた。この様子なら、岸和田一文字の乗っ込みカレイは来年1月10日ごろまで期待できると思われ、今後は泉佐野一文字や貝塚人口島一帯でも釣れるようになる。クリスマスプレゼントのつぎはお年玉をいただきにいこう。
(渡辺大輔:神戸投魂会)
新事実はっけん!?昼でもイケる乗っ込みカレイ おわり
沖一文字(大阪府岸和田)
【交通】岸和田の沖一文字へは山田渡船(TEL0724-36-3949)を利用。大阪方面からは、阪神高速湾岸線の岸和田北出入口で下りてすぐ左折。臨港線(りんこうせん)に出て南下し、春木川(はるきがわ)を越えてすぐ右手に渡船店がある。料金は1人2000円で一番船は午前5時から。ライフジャケットは必須で、持っていない人は借りることもできる。荷物をできるだけ少なくするため、スカリを持参すると良いだろう。竿はロッドベルトを活用し、できるだけコンパクトにまとめておく。これがどうやら岸和田一文字流らしい。クーラーは重いので車に置いておこう
岸和田のカレイ釣り仕掛け
当日のタックルはサーフサイド35号-4.3m(がまかつ)にパワーエアロ(シマノ)の組み合わせ。道糸にはクインスターオレンジ5号や、スーパーキャストFC投げ3~5号などを使用した(ともにサンライン)。天秤は遊動式の30~35号で、仕掛けは岸和田スペシャルともいえる全長1ヒロの自作の5本バリ。多くの人が訪れるとあって竿数は減らす必要があるため、多点バリにしてチャンスを増やした。ハリスはVハード7号(サンライン)、ハリはトーナメントカレイ14号(がまかつ)。仕掛け絡みを防ぐため、装飾品はあえて付けていない。その他オススメのハリはカレイ14、15号、キングサーフ15号など。カレイバリの10号や12号を使っている人も多いようだが、大型カレイも護岸越しに海面から抜き上げるため、トーナメントカレイ14号程度の使用がよいと思う
圧倒的アオイソメに軍配!!
当日のエサだが、参考程度にマムシも持参したものの、動きのあるアオイソメに圧倒的に軍配が上がった。太めのアオイソメなら1匹掛けで、細めなら3~5匹を房掛けにするといい。カレイのサイズに対してアタリは意外と小さい。遠投も必要ないので道糸は食い込みを重視し、ナイロンラインの使用がよいかも。竿先の変化に注意しつつ、アタリを見逃さないように楽しみたい。頻繁に誘いを入れるとカレイの食いも良いようだ。目安としては、竿3本程度で丸一日釣る場合、2500円分のアオイソメが必要。朝まずめだけを狙うなら1000円もあれば十分である







