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ロックの楽園 若狭の離島ガシラ&アコウ

投稿日:2008年07月02日

ロックの楽園 若狭の離島ガシラ&アコウ

「糞爆弾」は覚悟のうえで…絶好の根魚の付き場が連続する小島の西側へ

同じような場所に住むアコウとガシラ。小型のアコウは... 同じような場所に住むアコウとガシラ。小型のアコウは体型もガシラとさして変わらないが、そのパワーは段違い。いったん海面で空気を吸わせた後も激しく抵抗する好ファイターだ

今シーズンは、本当にロックフィッシュの調子がよい。釣行のたび必ずお土産を確保することができる。そんな好調続きの中、上物や青物、底物で超一級ポイントである若狭の沖磯・冠島(かんむりじま)へロックフィッシュを目指して6月16日に渡ってきました。

冠島は、正確には大島(おおしま=冠島)と小島(沓島=くつじま)の二島からなります。大島についてはオオミズナギドリの繁殖地として国の天然記念物の指定を受けていることから、本島への上陸は禁止されており、ポイントはハナレが中心。一方、小島の方は上陸可能であり、ポイントも多数あることから、釣り場としてはこちらがメインとなります。

ただ、島全体が鳥の巣状態となっており無数の鳥が頭上を飛んでいるので、一回の釣行で2~3発程度の「糞爆弾」を受けることは覚悟をしておかなければなりません。当日、私も顔面に爆弾直撃を受け、あまりの痛さのためにしばらくうずくまっていました…。

そんな野生味あふれる小島。当日は快晴のもと、午前9時過ぎに小島に到着し、私はロックフィッシュ狙いということで、西側のポイントに上陸しました。なぜ西側のポイントを選んだかというと、東側に比べてシモリやスリットといったストラクチャーが多数存在し、根魚がすむのに最適な場所となっているからです

ガシラが20匹にアコウは1匹!? 海藻が密集したスリットでキャッチした28cm!

冠島は鳥たちの楽園。手厚く保護されており、竿を出せ... 冠島は鳥たちの楽園。手厚く保護されており、竿を出せる期間も限られているおかげで根魚の魚影も濃いわけだが、無数の鳥たちが落としてくれる「爆弾」には要注意!?

ここで狙えるロックフィッシュの代表がガシラとアコウです。両種はともにに岩礁帯を好むことからほぼ同一場所で釣れるといってよいと思いますが、生息数の違いからか、ガシラ20匹に対してアコウが1匹といったヒット率であり、またヒットパターンもガシラはボトム付近をかなり意識した釣りになるのに対して、アコウについてはガシラより泳力を持っているためかボトムから中層付近までを意識した釣りとなってきます。

また、ヒット後のパワーの違いも顕著です。ガシラについては、ボトムから離し、中層付近まできたらほとんど抵抗することなく「クルクルクル…」と回転しながら浮きあがってくるのに対して、アコウは水面で一度、空気を吸わせた後でも、あきらめずにかなり激しく抵抗してきます。

そんな違いのある両者ですが、今回は現時点で最も有効だと思われるキャスティング用ソルトラバージグ(バスディ・忍キャスプロトタイプ)、メタルジグ(jazz・爆釣ジグ)、ワーム(エコギア・パラマックス、ロッククロー)の3種類で狙ってみることにしました。

まずは、忍キャスにトレーラーとしてパラマックス3インチを組み合わせ足下のスリットを上から狙ってみたところ、着底と同時に即アタリ。アワセを入れキャッチしたのは20cmをちょっとこえる煮付けサイズのガシラでした。その後も磯歩きをしながら同様の方法で順番にスリットを狙っていき、20~25cmのガシラを順調にキャッチしていったところで、ひときわ海藻が密集しているスリットを発見! 早速、忍キャスをフォールさせていくとラインが一瞬止まります。即座にベールを戻しかなり強めにアワセを入れてやったところ、ググググッと強烈に絞め込む引きが手元に伝わってきました。根に潜られないようロッドパワーを生かしてリフトアップしつつゴリ巻きし、キャッチしたのは28cmのアコウでした。

ガシラの高活性状態は途切れず。最後はジグのフルキャストで狙い通り2匹目のアコウ

大物は出なかったが狙い通りのアコウに満足。「中層」... 大物は出なかったが狙い通りのアコウに満足。「中層」「跳ね上がり」といった、通常の根魚狙いのイメージにないアクションの有効性をあらためて確認できた釣行だった

その後、足下ではガシラのみがヒットしてきたことから、次はワームにかえて、徐々に沖に向けてテキサスリグで狙ったところ、これまたアコウより先にガシラがヒットする「ガシラ高活性状態」であり、アタリが止まることなく夕まずめを迎えました。そこで、船が迎えにくるまでの最後のチャンスとばかりに、最後は爆釣ジグアワビ仕様でアコウだけに狙いを定めてみました。「そんなに器用にアコウだけ狙えるんかい?」ということですが、アコウは中層でもヒットするということと、アコウは跳ね上がる物に反応するということを念頭において、フルキャスト後ボトムを取った後、エギングの要領で3回ほど大きくかつ鋭くシャクリあげ、後は7割ほどのテンションをかけつつフォールするというのを繰り返して狙ってみたところ、これが見事に的中、本日2匹目のアコウをキャッチすることに成功しました。その後は、片づけをしながらポツポツとガシラを拾ったところで、迎えの船が見えたので納竿しました。

高級魚として珍重されるアコウは、これから夏に向けて旬の魚で暑くなればなるほどうま味が増してきます。一方のガシラはタウリンが豊富に含まれているといわれており、これから夏バテが気になる方にはとってもお勧めの魚です。釣りに行ってストレスを発散し、そして家に帰ってからは美味しい魚で栄養補給と一挙両得なロックフィッシュを皆さんぜひ狙ってみてくださいね。
北村武彦:kingdom!)

ロックの楽園 若狭の離島ガシラ&アコウ おわり

釣り場詳細
釣り場

冠島(京都府舞鶴市)


【交通】東舞鶴市街の国道27号大門松島の交差点を標識に従い田井、野原方面へ。道なりに進んで出船港の三浜へ。問い合わせは浜垣渡船(TEL0773・68・0044)へ

タックル詳細
タックル

対アコウにはパワー重視

対アコウにはパワー重視

ロッドはスミスのBLB-78MH/BRFを使用しました。スピニング用の大型ロックフィッシュ対応ハイパワーモデルで、アコウ狙いに好んで使用しています。リールはAR-Cスプールを搭載したNEWツインパワーC3000。またメインラインにはバリバス・アバニシーバスPE1.0号を150m、リーダーはクレハ・シーガーグランドマックス5号です

ルアー詳細
ルアー

足下から沖合まで広範囲を探れ

足下から沖合まで広範囲を探れ

今回の使用ルアーはバスディ・忍キャスプロトタイプ、jazz・爆釣ジグ、エコギア・パラマックス、ロッククローの3種。忍キャスはヘッド部上面のホログラムにり強烈にフラッシングアピール、トレーラにはエコギア・パラマックス3インチをセットしました。爆釣ジグにはあわび本舗のあわびシートをコーティング、エコギアの2種のワームはテキサスリグにセットして使用しました

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