- 高知
- 大月町
オフなし四国西南部 冬でもエギング アオリイカ連発
投稿日:2010年01月06日
風に強く! 潮が動き!! ベイトも多い!!!
当日チョイスしたポイントは一切漁港のシャローエリアにある地磯。遠浅の地形で、手前10mまではゴロタ石が点在しているが、沖は砂地の地形
新年、明けましておめでとうございます。今年も皆さんにとって幸多き年になるよう祈願いたしまして、新年の挨拶にかえさせていただきます。今年もよろしくお願いします。
さて、昨年の12月25日にエギングへ行ってきました。年末が近づくにつれ、寒波の襲来によりコタツから出られない日が多くなっていたのですが、この日は気温が15度まで上昇し、天候も下り坂ですが曇り空。エギングをするには好条件となりました。そこで今回、私が向かったフィールドは高知県幡多郡大月町にある、一切(いっさい)漁港周辺をチョイス。
このポイントを選んだ理由は、実はこの日の条件がキーとなっております。天候が下り坂になるとよく東寄りの風が吹きますよね。一切漁港は高い山のふもとにあり、西方向に湾口が向いていて、Uの字を左に倒したような形で山に囲まれているため、完全な風裏になるわけです。実釣ポイントも、シャローありディープありといろいろな場所を攻めることができます。おまけにベイトも豊富で、干満でよく潮が動くポイントであるため、ベイトがその潮に乗って回遊しており、それを追ってアオリイカも回遊してくるといった好ポイント。もちろんデカイカ実績も高いポイントです。
そんなポイントで、今回私が入ったのはシャローエリアにあるちょっとした地磯(小磯)。なんの変化もなくワンドを形成している中にポツンとある場所で、回遊中のアオリイカにとっても各種の小魚(ベイト)にとっても、ちょっとした休憩場所となっています。そのためアオリイカは数釣りが楽しめ、かつ2kgアップのデカイカも狙えるといった好ポイント。なぜシャローエリアかというと、低気圧が来るとアオリイカは浮いてくることが多く、「元気のある個体はシャローに付く!」という確信があったのと、この日は釣行時間が短かったのを考慮しての選択です。ポイントの水深は、手前は50cmほど。沖へ向かって遠浅になっており、餌木が届く範囲の水深は深いところでも8mほどです。また、形状は手前から沖へ10mくらいのところまではゴロタ石が点在しており、その沖は砂地となっています。
ベイトが回遊すれば時合いスタート
でかイカ狙いはあきらめ、中層をハイピッチショートジャークで誘うと思った通りに中型がヒット
重要なのは40mほど沖にある養殖用コワリ。それを固定してあるロープやアンカーが、変化にとぼしいポイントで唯一のストラクチャーを形成しています。もちろん、アオリイカもそのストラクチャー周りにサスペンドしていることが多いのです。また、ここはベイトの回遊ルートとなっているため、ストラクチャーに身を潜めているアオリイカが少なくなく、そのため目の前をベイトがウロウロしはじめたときに時合いが到来します。
まずはデカイカ狙いでボトムをアプローチ。養殖用コワリのアンカー付近までロングキャストし、しっかりと着底を確認しスローな釣りをしてみるも、デカイカは留守のようでした。そして、今度はクイックな釣りを試みてみるとこれが大当たり! やはり、アオリイカは浮いていたのか、中層でハイピッチショートジャークの誘いをかけてやると、ラインがものすごい勢いで走るアタリが出ました。アワセを入れるとアオリイカ特有のロングストロークが伝わります。やはりこの引きは堪らないですよね。やり取りを楽しみつつ取り込んだのは500gでした。これで、この日のパターンとアオリイカの活性がわかりました。わかってしまえばこちらのもので、このあと400gなどを追加しての連続HITとなりました。
「おっ! いい感じでアタリだしたな」と思った矢先、目の前にベイトがチラホラ見えるようになってチャンスタイム到来です! この地磯は沖に向け150度ほどキャストできるため、まずはベイトが入ってきた潮上方向へキャスト。着底を待たず中層にてハイピッチショートジャークで誘ってやると、今度はロッドティップへ強いアタリが来ました。サイズ的には600gほどで大してデカくはありませんが、狙って釣った1パイは気持ちいいもんです。
2投1パイのハイペースであっさり10パイ!!
キロクラスは出なかったものの、中型の連チャンを堪能。結果、4時間で17ハイなら大満足!
そして、サイズ的に居つきではなく「アオリイカの群れの回遊に当たった!」と確信が持てたため、最初にキャストしたところより潮上へ5mほどずらしてキャストし、同様のメソッドで誘うとヒット、狙い的中です。この後も同様の攻め方で潮上へ5mほどずらしながらアプローチしていき、潮下から潮上へ攻め終えると再度潮下からといったように攻め続けると、2投1パイというハイペースで釣れ、この場所だけで10パイのアオリイカを釣り上げることに成功しました。
私はこの「その日のアタリパターン」を見つけることが重要だと思います。皆さんも海の状況、アオリイカの活性、ベイトの状況など、いろいろと気にかけて釣りをすると釣果がアップすると思いますよ。このあと周辺のエリアもアプローチし、結果、この日は4時間あまりの釣行で17ハイものアオリイカと対面することができ、満足いく釣行になりました。
今年のアオリイカはイマイチ大きくなりきれていないようですが、これからの寒い時期に多くのベイトを食べ、春にはもっと私たちを楽しませてくれるよう頑張ってほしいものです。今後、厳寒期となれば、暖流が少しでも近くにある大月町や土佐清水市でのディープエリアがオススメです。もちろん、この一切漁港のディープエリアも好釣果が望めるでしょうし、シャローエリアでも1月に2kg UPを釣った経験もあります。夜になると湾内の外灯周りで良型が釣れるようになってきますので、防寒をしっかりとして釣りに出かけようと思います。小さい地磯や湾内だからといっても海に危険はつきもの。自分の安全を守るため、ライフジャケットの着用はお忘れなく。私もまた、みなさんに情報をお伝えすることが出来るように頑張って、エギング行って来ますね。
(梶原甲史:あわび本舗 DAMIKI JAPAN フィールドモニター)
オフなし四国西南部 冬でもエギング アオリイカ連発 おわり
一切漁港(高知県幡多郡大月町)
【交通】今回のポイントである高知県幡多郡大月町の一切漁港へは、関西方面からは神戸淡路鳴門自動車道や瀬戸中央道で四国入り。高知道終点の須崎東から国道56号で宿毛まで走り、国道321号へ入って南下し大月町へ。道の駅大月を越えて一つ目の交差点を柏島方面へ15分ほど走り、標識に従って右折し一切漁港へ
キロ級に備えギャフもお忘れなく
この日のロッドは、シャローを攻めるためできるだけ遠投のできる長いものをチョイスしました。SQUIDLAWインペリアル90L(エバーグリーン)に、イグジスト2506(ダイワ)をセット。PEはキャスラインエギングスーパーPEⅡ0.5号で、ノーネームノットでキャスラインエギングリーダー50の1.75号を接続(ともにユニチカ)。餌木は、私が昨年末から使い始めた忍(THUG)の3.5号、オレンジマーブルを使用。これがよい仕事をしてくれました。また、ギャフもこれからの時期はキロ級が上がりだすので持っていたほうがいいですよ
アオリHITの餌木を別アオリが追尾!!
上の画像のように、ヒットして寄せてきたアオリイカ&餌木に、他のアオリイカが追尾&アタックしてきた経験のある方も多いのではないでしょうか。このとき、追尾してきたアオリイカをどう釣ればいいのか…私の場合はまず1パイ目のイカをスローに寄せ、墨を吐かせないように気をつけています。なぜなら、これからの時期は産卵を意識した個体が多くなり、ペアで行動していることも多いため、ここで墨を吐かせてしまうと追尾してきたアオリイカが逃げてしまうからです。このときも案の定、後ろからついてきていました。どうやら餌木に興味があったようなので、ロッドを寝かせて餌木が海面を割らないように手前まで寄せました。手前まで寄せてしまえばこっちのもの。ここでサイトフィッシングを応用します。追尾してきたアオリイカが、1パイ目の掛かっている餌木を横取りしようとアタックし、いったん引いて距離を保ったときがチャンスです。アオリイカが再度アタックしに距離を詰めてきた瞬間に、すでに掛かっているアオリイカを墨を吐かさないように一気に抜き上げます。すると「あれ? エサは!?」といった感じでその場でサスペンドしてしまっていることが多いのです。ここで、再度そのアオリイカの後ろへ餌木をキャストし、軽く表層でダートさせてあげると、ものすごい勢いで餌木を抱きにくることが多いですね。みなさんも同じような状況に出くわした際には、使ってみてください。ただし、2人で釣行している場合にはもう1パイを譲ってあげる優しさも大切かも







