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南康史が斬る!乗っ込み始動 磯チヌin瀬戸内

投稿日:2008年04月30日

乗っ込みの瀬戸内は上から探るのが正解。エサが残るタナに注目

マキエを打つ、仕掛けを投入する、仕掛けを流す、ライ... マキエを打つ、仕掛けを投入する、仕掛けを流す、ラインメンディング…が一連の動きで、まったく無駄がない。流れるようなアプローチは見ていてほれぼれするほど。ちなみに仕掛けを回収してからエサを付けて次の投入へ移るまでの時間は10秒以内。ハリを結ぶのもあっという間だ

今回の南さんの仕掛けは全遊動。理由は「タナをいちいち変えるのが面倒なので(笑)。他の人は底から狙うことが多いですが、瀬戸内では上から徐々にタナを下げながら探っていきます。チヌが底にいるとは限りませんし、チヌが浮いてきたら上から攻めたほうが展開が早いからです。特に乗っ込み期は浮きやすいので上から釣ることをおすすめします」とのこと。まずは2ヒロのハリス分だけ仕掛けを入れ、次第にタナを深くしていくのが基本。エサが残るタナまで探っていく。そのタナ付近を要チェック。チヌがいるタナである可能性が高い。当日は浅いときで1ヒロぐらい、深くても3ヒロでヒットしていた。

タナは道糸の張り加減で調節。全遊動なので沈めたければ道糸を緩め、タナを維持するのであれば、糸を張らず緩めずの適度なテンションを保つ。アタリは全遊動でもしっかりと出る。居食いのようなこともたまにあるが、ウキが沈んだり、竿先に出たりと明確。乗っ込み時期のチヌ釣りでは、完全にエサを食わせるためにアタリがあってもしばらく食い込ませてから合わせることが多いが、南さんはワンテンポ置くぐらいで早めに合わせる。チヌがエサをくわえてから走ったところで合わせるイメージ。それで十分食わせていた。

やり取りに関しては、竿に仕事をさせるような感じ。竿を曲げ、元に戻る復元力を生かしての柔軟なやり取りでチヌを寄せていた。そうするとバラシが少ない。そんなやり取りに黒斬は一役買ってくれている。

実釣では40.5cm頭に合計11匹の好釣果。トーナメンターの実力発揮

次々にチヌを食わせていく南さん。「1日やったら20... 次々にチヌを食わせていく南さん。「1日やったら20匹を超えるのがわかるでしょ?」とニヤリ。チヌが濃い荘内半島といえども、取材しながら半日で11匹はさすが

チヌが食いだしたのは磯に渡ってから約1時間後。25cmほどの小型がヒットしたのを皮切りに同型がコンスタントにヒットしたが、型は30cmまでで、いまいちよくない。どれも砂地で釣れる回遊型のきれいな銀色をしたチヌだった。足元には50cm級のチヌが時折姿を見せるので、たまに狙ってみるものの全く食う気配がなかった。9時前の磯がえ直前には沖にチヌの群れが入ってきて、マキエの下でギラギラしているのが見えたそうだけど、このまま釣り続けていると磯が水没してしまう(潮位差がすごいです)ので、次は「でかい居つきを釣りに行きましょう」と古三崎の裏へ移動。

こちらはその名の通り岬の裏側となるので、潮通しは抜群にいい。同じく30~40m沖を狙うが、先ほどのイシムラバエと違って底はかけ上がりとなっており、水深は5mほど。周囲はシモリだらけでいかにもチヌが居ついていそうだが、かけ上がりまでは底がはっきり見えるほど浅い。ここで南さんはハリスを1ヒロと短くした。2ヒロのまま流すと根掛かりしてしまうからだ。5分ほど丹念にマキエを打った後、釣り再開。

南さんの言葉通り、古三崎側では釣れてくるのは居つきっぽい黒ずんだ魚体をした30cm超ばかり。ヒットするのはかけ上がりが絡んだシモリの際。少しずつ流すコースを変化させながら攻め、正午の納竿までにこの磯で40.5cmを頭に4匹、トータルで11匹ものチヌを上げた。

お世話になった渡船は広島県福山港から出船しているフ... お世話になった渡船は広島県福山港から出船しているフィッシングキッタカ(℡084-957-1533)。料金は1人5000円。出船時間は電話で確認を。GFG中国支部の懇親大会には51人が参加。2尾の重量で競い、優勝は舛田義則さん(3510g)、2位は岩本敬昭さん(3080g)、3位は小林正男さん(2520g)。最大魚は沖永吉広さんが釣った52cmだった

一方、GFG中国支部の懇親大会では、参加者51人が荘内半島と六島の2カ所に分かれて競技。荘内半島ではほぼ全員に釣果があり、小岩で多い人は20匹ほどと数上がっていた。六島では、数出なかったものの、45cm以上の大型ばかりが上がっていて上位は全て六島の組。最大で52cmの年無しも出た。

今後の荘内半島では、乗っ込みが本番を迎えるちょうどGWから5月いっぱいが最高のシーズン。多い人で30~40匹、過去には60匹以上もチヌを上げた人がいるほどだ。タナも浅くなり、1ヒロの激浅ダナでバンバン食ってくることもある。このチャンス、逃しちゃ損ですよ。

南康史が斬る!乗っ込み始動 磯チヌin瀬戸内 おわり

ウキ関係詳細
ウキ関係

ウキ&ナビ

ウキ&ナビ

南さんはウキ周りの仕掛けをペシエブランドで統一。ウキはAURA PRO G'sの0号Lサイズ。ピンポン球のような大きなウキだが、形状とウエイトの位置の関係で食い込み時の抵抗は少ない。南さんはチヌ釣りだけではなく、グレ釣りにも愛用。全遊動の場合、道糸の張り加減で仕掛けの入り方を調整する。遠投する南さんの釣法だと小さなウキでは道糸を張ったときに安定せず、意図したコースを流すことができないためAURA PRO G'sが活躍する。南さんいわく「楽に釣るためのウキ」。魚を釣るために重要な「思った通りのコースを流す」ということを重視しており、安定性が高く設定されている。潮受け&目印にはAURA NAVIを使用。AURAストッパーでセットする

ライン詳細
ライン

道糸とハリス

道糸とハリス

道糸は磯スペシャル テクニシャン オ・シャ・レ Type TC-Mを使用。ラインには約2.1m毎にピンク、イエローグリーン、オレンジを黒で挟み込むマルチカラーマーキングが施されており、糸筋がくっきり見えて、糸フケを把握しやすい。南さんは黒の途切れ目が特に見やすくて気に入っているとのこと。また、道糸の出具合もわかりやすいので、全遊動の釣りに向いている。ハリスはトルネード Vハードを使用。しなやかさを維持しながら、傷がつきにくい超硬質仕上げを実現している。長時間白く濁らないため、魚に違和感を与えず、しっかり食い込ますことができる

エサ詳細
エサ

配合エサ&サシエ

配合エサ&サシエ

南さんの荘内半島でのマキエの基本は、チヌパワーV10白チヌが2袋、チヌパワーダッシュが6袋(どちらもマルキユー)、オキアミ6kg。これをバッカン2個に分けていれておく。ポイントや状況に応じてケースバイケースで練り加減を調節する。多いと思われるかもしれないが、これはエサ取り対策として必要な量で、半日釣って少し余るぐらい。サシエはくわせオキアミスーパーハードのLかLL、くわせオキアミスーパーハードチヌL(どちらもマルキユー)、そしてボイルを使用。サシエの刺し方は遠投しやすく、沈みを速くさせるために頭は必ずとり、頭の方から尻尾に向けて丸めて刺す

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