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南康史が斬る!乗っ込み始動 磯チヌin瀬戸内

投稿日:2008年04月30日

南康史が斬る!乗っ込み始動 磯チヌin瀬戸内

荘内半島の乗っ込み本番はGWから1カ月。2ケタ釣果が有望

GWから1カ月ほど乗っ込みの大釣りが期待できる荘内... GWから1カ月ほど乗っ込みの大釣りが期待できる荘内半島。写真は当日最大の40.5cm。今シーズンは数出るものの、型が出にくい傾向がある

今回の釣り場は香川県三豊市の荘内半島。ここの磯をよく知る南康史さんに、この時期の攻略法を教えてもらった。半島一帯はチヌの魚影が濃いエリアとして知られているが、香川側には磯への渡船がほとんどないので、本州側の釣り人は広島県の福山港からの渡船を利用することが多い。瀬戸内海を縦断して荘内半島へというと結構遠そうに感じるが、約30分の航程で到着する。

取材に訪れたのは4月20日。この時期は降雨による水温の変動が激しく、福山周辺では前日の雨で海水温が3度ほど下がっていた。それでも南さんは乗船前に「まぁ今日は大丈夫でしょう」といい切った。というのも、香川県は大きな川がないため、真水の流入による水温低下が少なく、水温の急変動も少ないから。そして乗っ込みの群れも入っており、前週には20匹の釣果もあったからだ。ただ、今シーズンの傾向としては、全体的に型が小さいとか。

この日、同所ではGFG中国支部の懇親大会が行われていて、南さんは役員として参加。その競技時間中が実釣取材として許された時間だった。大会参加者らが全員渡礁を終え、うっすらと明るくなった午前5時半ごろ、イシムラバエのチョボに下りた。

周辺一帯はエサ取りのフグが年中居ついている。それをいかにかわすかが鍵となる

偏光グラスを使って海中を覗いてみると(…使わなくて... 偏光グラスを使って海中を覗いてみると(…使わなくてもフグはいっぱい見えます)、表層はフグ、中層にはスズメダイがうようよ

磯に下りる時に南さんのバッカンを持ったのだが、びっくりするほど重い。それもそのはず。バッカンの中にはあふれんばかりにマキエが詰まっているためだ。これだけではなく、さらに予備として同サイズのバッカンがもう一つ船に積まれてある。

南さんが荘内半島を攻略する際のテーマとしているのがエサ取り対策。これほどのマキエが必要なのかと思ったが、マキエを少し打つと、一体どこからわいてきたのか、わらわらとフグが集まってくるのを見て納得。あっという間にマキエが食い尽くされてしまう。これが普通の状態らしい。こんな様子で釣りになるのかと不安になったが、南さんは慣れたもので「チヌが数寄ってきて、活性が上がりだしたらエサ取りを散らしますので大丈夫ですよ」と、平然と釣りを始めた。

狙いは30~40mの沖。マキエをリズムよく打ち続けてチヌの活性を上げる

マキエを遠投させるため、バッカンの壁面を使ってカッ... マキエを遠投させるため、バッカンの壁面を使ってカップにぎっちり押し込んで固める。これで30~40mはぶっ飛ぶ

「関西のチヌ釣りでこんなに遠投することってあまりないでしょ?」と南さんがウキを投入したのはなんと30~40mも沖。この磯は際から離れるとほとんどが砂底で、沖には何もない。よって、居つきのチヌは期待できないので、潮にのって沖を回遊しているチヌをマキエで足止めする釣り方が基本となる。

マキエはウキにかぶせるように打つ。周辺は潮がさほど速くないのでこれでOK。30~40mも沖にウキがあるのだから当然マキエも遠投する必要がある。マキエの練り加減を調整し、カップの中でしっかり固めてから投げる。マキエは4、5回ウキ周辺に打ち(多いときは10回ほど打つときもあるそう)、1回は足元や次に狙うポイントに打つ。ぽつぽつマキエを打つより、リズムよく、こまめにマキエを打ったほうがいいとのこと。

南さんのマキエに対しての考え方はこう。まずエサ取りをマキエに寄せる→そのうちチヌがマキエにつられて寄ってくる→しかしマキエはエサ取りに食われてチヌがいる層まで届かない→チヌはエサを食うため浅ダナまで浮いてくる。こういう状況になるようマキエを打つのだそう。チヌが浮いてしまえば、いい時にはぎらぎらとひらを打ちながらマキエを食うチヌが見えることもある。タナは何と1ヒロまで浮くそう。

釣り場詳細
釣り場

香川県三豊市荘内半島


センターポイントは、釣り場のポイントを指すものではありません。

仕掛け図詳細
仕掛け図

南さんのタックル

南さんのタックル

状況によってジンタンを重くすることはあるけど、南さんがフカセ釣りでチヌを狙う時はほとんどこのタックル。ウキ止めは不要、全遊動で上から探っていた

使用ロッド詳細
使用ロッド

がま磯 チヌスペシャル 黒斬

がま磯 チヌスペシャル 黒斬

南さんが直接開発にかかわり、チヌへの思いを具現化したチヌ竿「がま磯チヌスペシャル黒斬(くろきり)」。IMチタンフレームSICガイドの採用により、糸絡みが減少し、糸通りがよくなっているうえ、竿へのラインのべたつきも少ない。リールシートはホールド性を向上させるために一体成型スライドシートを採用。細身で持ちやすく、手の小さな人でもしっかりと握りこめる。そしてこの竿の最も特徴的なのが曲がり。「恐れずに思いっきり曲げてみてください。竿全体がしっかりとチヌの引きを受け止めてくれ、ためているだけで自然と魚が浮いてきます。竿をたたかれることが少なく、バラシが少ない竿です」と南さんも納得の完成度。当日、南さんは11匹も掛けて、1度もバラシがなかった。当然、腕もあるが、竿の性能によるものもであるだろう。南さんは瀬戸内では0をメインで使用。Fは夏から秋にかけてチヌとグレがまじって釣れる時に、Tは宇和海や九州などのエリアでのロクマル狙いに向いている

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