@ふぃーるど

  • 兵庫
  • 明石

海峡ジギング メジロと大鯛と豊作ハマチ

投稿日:2008年09月17日

海峡ジギング メジロと大鯛と豊作ハマチ

ハマチ竿頭は20本と15本! 数釣るなかにドカンとブリってたまりません!

当日の青物の大物は吉伸船長の船で上がったメジロが1... 当日の青物の大物は吉伸船長の船で上がったメジロが1本。僚船ではバラシが1回だった。ツバスだハマチだと油断していると、その同じ場所で、でかいヤツが食う。しかもそれは青物だけとは限らない!? ハマチのシッポにピンクの結束バンドが付いているのは目印。釣れたハマチはみんなイケスで泳がせておくので目印がないとだれが釣った魚か分からない。尾ビレの先や腹ビレをカットしておくパターンもある

「おかえり。よう釣ったなあ」桟橋に帰着した2隻の明石丸を出迎える大船長、魚谷英二さんはニコニコ顔だった。直毅船長の船は竿頭が20本、吉伸船長の船では15本と大型マダイ。2隻で20人が竿を出し、ツバス・ハマチを平均6本。そのほかに65cmのメジロと、65cm、67cmそして77cmの立派な明石鯛が3匹。秋の初めの海峡筋は、好釣果に連日わいている。

ハマチがいい。今年は多い。ツバス級から50cmクラスがコンスタントに上がる。この時期としては、それはまあそうでなくちゃ困るわけだが、今季はそこにでっかいお楽しみが加わっている。ブリだ。80cmオーバーの大物が、一船で複数上がったりする。たとえば9月最初の週末の釣果はこんな感じだ。

[9月6日]メジロ65~76cmが4匹に82cmのブリが1匹
[9月7日]メジロ63~79cmが3匹にブリ81~86.5cmが6匹
[9月8日]メジロ66cm、73cmの2匹にブリ80cm、85cmの2匹

それぞれ、ツバスやハマチを多い人は15匹以上も釣ったうえでの話である。こんなシーズンは過去なかった。メジロ級はもちろん意識する。それはうまくいけば自分のロッドにと期待しても、80cmを超えるブリなどは想定外だった。船長自身「それが日に5本も6本も上がるなんて」と驚いている。ハマチを釣っていると、突然ドカンとくる。根周りでは70cmを超えるカンパチやヒラマサも出る。海峡筋のライトジギングはこの秋、前例のないスリリングなシーズンを迎えている。

狙いは底から15mまで。活性の高いハマチはジグの種類を選ばずアタックしてくる

ハイピッチでジャークされるジグにハマチの活性も上が... ハイピッチでジャークされるジグにハマチの活性も上がりまくり。よい潮が流れればアタリはコンスタントにある。休まず怠けず誘い続けることがこの釣りの最大のポイントであり、がんばればその分結果がついてくる。バケツ2杯分のハマチを重そうに持つのは20本を釣って当日の竿頭となった加賀谷さん

9月12日朝、明石丸が真っ先に向かったのは明石海峡大橋の東エリア、淡路島・岩屋(いわや)寄りの水深50mラインだった。「やって」の合図でいっせいに投入されるジグは150~200g。水深に比してやや大きいようだがここは大潮の最強流速は7ノットに達することがあるという速潮の海峡。この釣りでは、確実に底を取れないことにはお話にならない。反応はすぐに出た。船首でトモで、ジギングロッドが絞り込まれる。魚を遊ばせず強引に巻き上げ、一気に船内に取り込まれたのはまずはやや小ぶりなツバス級。「上げてー」の合図で船は潮上にのぼり、その数往復で船の前後に設置されたイケスには、元気なツバスがみるみるたまった。

PE3号のラインにリーダーは最低12号を3ヒロ、ロッドはメジロクラスまでならタチウオロッドやシーバスロッドの硬めのものでやれないことはないが、ブリにも備えるにはやっぱり専用のジギングロッドがほしいというのが船長の推奨タックル。肝心のジグはと聞けば、これといって特になく、ハマチの活性の高い日にはどんなものにでも当たってくるという。きっちり底を取れさえすれば、自分の好みでいい。「底を意識して釣ってくれたらええよ。いまのハマチは底べったりやわ」海底から10mないし15mまでの層に集中する。キビキビと速いジャークがいい。上層まで追ってきて食うのはハマチ、メジロやブリ級はその巻きはじめにドーンとくることが多いという。

僚船の直毅船長から連絡が入った。たったいま、メジロをバラしたという。海面まで浮かせたところではずれた。のませ釣りの他船ではメジロが1本上がったそうだ、という情報に船内がますます活気づいた。ジャークにいよいよ熱がこもるそんななか、ひときわ大きく竿を曲げたのが大阪市の楠本正敏さんだ。「ゆっくりやりよー」両サイドの人が仕掛けを上げて見守る。船長が一発でタモに収めたのは65cmのメジロだった。

びっくりの大ダイ3連発! ジグでインチクで77cm、67cm、65cmってアリ!?

上から順に山際さんの77cm、和田さんの67cm、... 上から順に山際さんの77cm、和田さんの67cm、藤本さんの65cm。松帆沖の小さな根周りを3回流してこんなでっかいマダイが3匹とは驚いた。タイ専門で行ってもなかなか出ないよと船長もいう特大明石鯛。この海域のジギングにはこんなうれしい意外性もあるのだ

潮が緩むと青物の活性は落ちる。潮がわりを機に、明石丸は大橋の西にポイントをかえた。今度は北淡・松帆(まつほ)沖30mライン。「ちょっと根があるから、気をつけてよ」というその根周りでびっくりするような大物が出た。

朝イチのポイントより一回り大きいハマチ級が順調に竿を曲げるなか、明石市の藤本隆臣さんにきたやつは、明らかに様子が違った。グン、グン、と節をつけて竿先が引き込まれる。「それはタイやね」「大きいぞ」と声がかかる。バットを脇に抱え込むようにして重々しい引きに耐える藤本さんだったが、急にティップが跳ね上がり、この魚は姿を見せることなく消えた。掛かりが浅かったのかどうか、その流しはそれで終わり、次の流しで今度はさっき「それはタイ」といった船首の和田勝也さんにきた。間違いない、タイや! と、同時に右舷の神戸市・山際公洋さんにも強烈な締め込みが襲う。これもか!

先に浮かせたのは山際さんだった。ドバーンと派手なシブキが上がったときにはもう船長のタモの中。「おめでとう」と船内に取り込まれたのは77cmの大ダイだった。続いて和田さんの魚も無事タモ入れ。こちらは67cm。「タイ狙いで行ってもそうそう釣れるサイズとちゃうで」エア抜きをしてイケスに入れながら船長がいう。「こんなん…どうしよう」と興奮気味の楠本さんだったが、見てるだけのこっちもビビッたもの。

ジグに当たるマダイはでかい。これも、秋の釣りのお楽しみのひとつであり、潮が緩んだ時合いにはジグを鯛ラバやインチクに取り替えて狙う常連もいる。「ハマチはもうひとつやけど、タイがまだ当たるかもわからん。もうちょっとここでやってみよか」ともう一度潮上にのぼった次の流しで、最初に一発バラした藤本さんが再度掛け、今度は65cmを無事取り込んでめでたしめでたし。3回流して3匹の大ダイがこの日のハイライトだった。

潮が走りだすとやや沖へ、そしてラストは明石前へとポイントをかえていき、全体の釣果は冒頭の通り。終始手を動かしていなくちゃならない・休んでいたんじゃ魚は釣れないジギングも、今シーズンの場合は労力に見合った成果がある。うまくするとでっかいボーナスにありつける。「もうヘトヘトや~」と重いクーラーをクルマへ運ぶ皆さんの足取りは、言葉とは裏腹に軽やかだったりして。(編集部)

海峡ジギング メジロと大鯛と豊作ハマチ おわり

出船港詳細
出船港

明石港(兵庫県明石市)


【交通】阪神高速3号神戸線若宮(わかみや)インターから国道2号を明石方面へ。明石市街に入り大観小学校東の交差点を左折。途中やや細い道になるがそのまま突き当たりまで進んで左折、しばらくいくと「魚英」と大きく書かれたシャッターがある。第2神明道路利用の場合は玉津インターから国道175号を明石(国道2号)方面へ。国道2号に突き当たって左折、明石川を渡るとすぐ大観小学校東の交差点

タックル詳細
タックル

一発大物の幸運を逃すな!

一発大物の幸運を逃すな!

ポイントの水深と潮の速さにすぐ対応できるよう、なれた人は3~5セットのタックルを持ち込んでいる。この釣り場では道糸がPE3号、リーダーは12号が標準、ロッドは最大200gまでのジグをしっかりアクションをつけられるものを基準に用意する。本文の通り、ハマチが相手なら硬めのシーバスロッドやタチウオロッドの流用でもOKだが、いつブリが当たってくるか分からない今シーズン、幸運を逃さないよう備えておきたい。専用タックルがなければ乗船予約の際にレンタルを申し込めばいい。ジグはカラーも形もお好みで。潮が緩んだ時間帯は鯛ラバやインチクに付け替えてみるのもあり。この日67cmのマダイをキャッチした常連の和田さんは、ポイント移動に合わせてインチクをセットしていたのだった

釣り船詳細
釣り船

好調の青物に加え半夜のアオリイカも開幕

好調の青物に加え半夜のアオリイカも開幕

魚英の屋号は「うおえ」と読む。お父さんの魚谷英二さんと、吉伸さん、直毅さんの兄弟がそれぞれ船長を務める3隻の「明石丸」で、四季おりおりの魚を釣らせてくれる。この季節の一番人気はなんといってもジギングの青物。特にハマチの魚影が濃い今シーズンは連日好釣果にわいている。ジギングの乗り合い料金は1人7500円、仕立ても可能で1船5人まで5万円から。ジギングのビギナーには用意するタックルから釣り方まで、丁寧に教えてもらえるので予約の際に申し出るといい。ただいま恒例のジギングダービーを開催中で、メジロ、カンパチ、マダイなど各部門の大物と数釣りを競っている。上位にはジギングロッド、リールほか豪華賞品を用意。12月初頭までの期間中、出港前に受け付けでエントリーできる。ほか、9月14日からは半夜のアオリイカ船も出している。いきなり竿頭は17杯とこちらも好調な滑り出しで今後が楽しみ。なお魚英では組合の申し合わせにより、10月いっぱいまでは毎週火曜日と水曜日が定休日。11月以降は火曜日のみ定休となる(TEL078・917・1285)

このページの先頭へ戻る

  1. 関西の釣り情報は「釣りサン」に決まり!釣りサンデー
  2. @ふぃーるど
  3. 海峡ジギング メジロと大鯛と豊作ハマチ