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船メバル開幕戦 浅場はゼロロク サビキに軍配
投稿日:2009年12月10日
出船前から頭の中では入れ食いシュミレーション
冬場の釣りを、波止から沖から楽しませてくれるメバル。愛くるしい姿に似合わぬ好ファイターでもあり、なおかつ食べてもうまい最高のターゲットだ
何事にも「初」とつけば、なぜか知らないが、男は気持ちが高ぶるものだ。若かったあのころも、そして今でもだ。そろそろ大阪湾の船のタチウオ釣りもシーズン終盤。次の狙いは、いわずもがなのメバル。兵庫県明石の丸松乗合船では、今シーズンの初のメバル釣りに12月2日、別船で出るというのが、デイリースポーツ紙の釣況欄に載っていた。こりゃー、行かねばなるまい。そう決めつけて電話をした。「サビキかシラサエビか。まあ、どっちもやれる道具持ってきて」ということで、予約は完了。
初メバル。頭の中では、ギュ、ギュ、ギュンと、小気味よいアタリと引き。追い食いを待つ楽しさ。もちろん、食べてもおいしいメバルは、塩焼きが抜群にうまいんだな。ちょこっとポンズをつければ、うーん、最高! もう、行く前から、頭の中はおいしいメバルが入れ食いになって、あーして食べて、こーして食べて…という、妄想がふくらんでいた。これも釣りの楽しさなんですよねー。
さて当日、乗り合わせたのは、自分を含め4人。右舷のトモから2番目に席を構えた。トモは、超常連という高砂市の池上さん、左舷のトモは神戸市の車さん。出船前に別船の若船長が、親父さんの松本正船長にポイントの確認。朝一狙いは東二見(ひがしふたみ)まで走った。
仕掛けをどうするか。エサかサビキか。トモの池上さんがエサを刺しだしたので、こちらは、サビキに。エサに反応が強ければ、そく変更する予定だ。水深10mほどの浅場。この日は大潮だから、浅場中心に狙う。小潮周りになると潮が緩い分、深場狙いになるので、参考までに覚えておくと良い。
音沙汰なし。まだ時期的に早いのかもしれない、なんて思ってしまう。そういや、ここは1週間ほど前に、マダコを狙ったポイントとほんのわずかしか離れていないところだ。小さく、高さも1mほどの根だが、こんなところで釣れると引きがダイレクトだけに、倍ほど引きが強く感じられるものなんだが…。
今シーズンの初モノは24cmの良型
右舷トモに座ったのは超常連である高砂市の池上さん。こちらがもたつく間に、ダブル、トリプルと釣り上げ、一気に数を稼いだ
ポイント移動。沖へ走った。ここで初のメバルからのシグナル。ギュンときた。まずまずのサイズ。タックルには磯竿1.5号を使っているから、よいしょという感じで抜き上げる。手もとに飛び込んできたのは24cmの本命。なかなか肥えてうまそうな感じ。いや、うまかったですわ。塩焼き最高やね。ほんま。
18cmクラスの小型も来て、トモの釣り座をさしおいて、先行して釣果を上げた。本来ならトモから釣れ出すのが普通なんだが。今日はついてるかも…ネ。6尾まではダントツだった。ところが、歯車が狂った。よく食ったサビキ仕掛けのハリが、根掛かりのたびに1本、また1本と減り、0.8号ハリスのエサ仕掛けに変更したのだ。
今度は、自分だけが蚊帳の外。見かねた船長が「仕掛けは? ハリスの号数は?」と聞いてきたので、ゼロハチ!(0.8号のことね)と答えると、浅い場所ではゼロロクにしたほうがよいと、アドバイスをくれる。それじゃーということで、仕掛けをエサ用ゼロロクに変更。この時間のロスの間にトモのお二人さん、サビキ仕掛けでダブル、トリプルで釣ってしまう。写真を撮りつつ、仕掛けの変更の続きをするが、時すでに遅し。仕掛けを下ろしたときには、ポイントを通過。再度流したものの、メバルからの反応はなかった。チクショー! 前半のリードはあっさりとひっくり返され、今度は追う立場に。
ちなみに、よく食ったサビキの色は、下から白、白、グリーン、白、グリーンの配色で、どういうわけか、下から3番目の、グリーンのハリにメバルが食っていたことを、付け加えておこう。
ラストは淡路島エサピチ前で追加し計8尾
左舷のトモにいた神戸市の車さんもダブルで。サイズもまずまずでこの笑顔
今度は大きくポイント移動。淡路島の東浦、エサピチ前だ。底から1~3mのところに反応があるよ、と船長。そのタナに持っていくと、ククククッ、ときた。でもアタリが小さい。上がってきたのはオセンだ。何だ、コイツが反応してたのか。またまた、3mで反応、と船長。だが、今度は違った。ギュ、ギュ、ギュン、と竿先が入るアタリ。コイツは本命に違いない。
しばらく追い食いを待つ。しかし、何も食ってこないので仕掛けを上げる。大きな魚体が。メバルだ。しかも20cmオーバーの良型。これで、嫁さんの分が釣れたぞ。さらに流しかえて1尾追加し、計8尾に。池上さんは14尾、車さんは10尾。
今季初のメバル挑戦。これで十分かといわれれば、ウーンちょっと物足らない感じはする。それでも、季節は確実に冬の釣りモノへとかわってきたのを感じたし、おいしいメバルを食べられ、幸福を感じたのはいうまでもない。冬といえど、まだまだ暖かい日が続く。もう少し水温が下がってくれれば、きっと食いはよくなるのではないだろうか。その根拠の一つとして、シラサエビにしたとき、水温が高いためか、いろいろなエサ取りたちが、エサをかすめ取った。サビキ仕掛けだと、エサ取りをかわせたことが、この日のメバルの釣果につながったのではないだろうか。
(安田明彦:海人川人)
船メバル開幕戦 浅場はゼロロク サビキに軍配 おわり
明石港(兵庫県明石市)
【交通】当日は明石の新波止(新浜)から出る丸松乗合船(TEL078・912・7039)に乗船した。新波止へは、第二神明道路の玉津(たまつ)インターを下り、国道175号を明石方面に南下。和坂(わさか)交差点を左折し、明石川を渡って最初の信号を右折。そのまま南下すれば新波止のほうへ。または、阪神高速神戸線の若宮インターを出て、国道2号などを西進。明石川を渡る前に左に折れ、南下して新波止へ
明石のメバル釣り仕掛け
幅広いタナを探れるよう、全長の長い仕掛けを使うため、ロッドは磯竿をセレクト。適度な軟らかさが得られるのもポイントで、この日はがま磯グレスペシャル1.5号/5m(がまかつ)にバイオクラフトクイックファイヤー300XHタイプGの組み合わせを使用した。道糸はディープワン1号(サンライン)で、穂先の絡み防止に丸玉中通しオモリを通し、タフステンクイックスピン#1(オーナーばり)を介して仕掛けをセット。オモリは30号を使った。仕掛けはエサ用とサビキ、両方使った。エサ用は全身フロロメバル40cmのハリス0.8号と0.6号、サビキは遊誘メバルを持参した(ともにオーナーばり)。また、丸松乗合船特製のサビキ仕掛けもあり、こちらはハリが小さいのなんの! しかしながら高い実績を誇るのも事実だ
丸松乗合船/モバイル釣りサンデー協力店
お世話になったモバイル釣りサンデー協力店の丸松乗合船。一年中、明石沖の旬のターゲットを釣らせてくれる。この日は4人ということもあり、若船長が操船する一番小さな船で沖へ出た。船内足もとにはイケスが設置されており、釣ったメバルはエアを抜いて入れておけば帰るまで元気なまま







