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開幕直前!但馬 沖磯エギング アコウも本命!!
投稿日:2009年09月14日
磯でのエギングも人気上昇中!
エギングはもちろん、ショア&オフショアのロックフィッシュゲームにも精通している谷泰介さん。海族所属でハヤブサやFINAのインストラクターも務めている。陸っぱりからは味わえない、この沖磯の開放感!広々楽しもう
9月に入り、各地でアオリイカの新子の釣果が聞かれ始めている。アオリイカ人気は年々ウナギ登りで、釣れだしたという情報が入れば人が殺到、地続きの波止や地磯などは休日ともなれば入れないポイントもある。そんな状況から脱却するため、渡船を使って少しでも人の少ない沖磯へ渡り、エギングをする人が増えているのは当然の流れ。ただ、磯でのエギング人口も増えていて、数年前までこの時期の渡船客は、ほとんどがフカセ釣り師や底物釣り師だったのに、近年では半数以上がエギンガーという状況にまでなっている人気磯もあるほど。
もちろん沖磯は、陸っぱりに比べるとパラダイスなのだが、そんなワケで渡ってみたものの思ったほど釣果が伸びない、という声もよく聞く。そこで今回はシーズン開幕間近の兵庫県香美町香住(かすみ)の沖磯で、但馬エリアを知り尽くしたトップエギンガー・谷泰介さん(海族所属)に、シーズン初期のアオリイカをじっくり攻略するメソッド、そしてアオリイカ以外の沖磯の楽しみ方として、今シーズン好調なアコウなどの根魚の攻略法を教えてもらった。
秋の基本はサイト。アオリを集めて餌木に乗せる
サイトの基本はショートキャスト→磯際でステイ。アオリの反応を見ながらあれこれ試してみよう。谷さんは下地のカラーにこだわる。背中は視認性を重視してオレンジ系が多い
まずは本命のエギングから。この記事がアップされる頃、まさに但馬ではシーズンが始まったばかりでアオリイカはまだ小型だろう。渡った磯の地形にもよるが、谷さんの場合はまず、一番使い慣れていて状況判断しやすいパイロット餌木「乱舞エボリューションワイドレンジ3号」をセレクトする。そして狙うはシャローエリア。「秋のシーズン初め、新子のアオリは潮がよどむようなシャローに溜まっていることが多い」と谷さん。
沖にフルキャストしてボトムをとり、「パシッパシッ」とメリハリを利かせたショートジャークを数回→フォールを繰り返して磯際まで餌木を寄せてくる。この段階で活性の高いアオリがいればチェイスしてくるに違いない。しかし、そのアオリがもし1匹程度なら、なかなか餌木には乗ってはくれないため、キャストを繰り返してアオリを寄せ、磯際にアオリを貯めていく作業に徹する。作業中に活性の高いアオリに当たれば餌木に乗ってくるし、すぐには乗らなくてもアオリの数が増えてくるとアオリに競争心が芽生え、餌木への反応が良くなるという。
ここですんなり釣れてくれれば問題ないが、寄ってはくるものの、なかなか乗るまでに至らないのがシーズン初期の特徴だ。ここから本格的にサイトフィッシングへ移行となる。秋が深まり、アオリのサイズが上がると沖でヒットすることも多くなるが、初期は餌木についてくるだけで、なかなか素直に餌木には乗ってこず、アオリの反応を見て磯際で釣るサイトフィッシングがメインとなる。
大きな餌木はアピール力があるのでアオリを寄せる力は強いが、いざ乗せるとなるとアオリに対して餌木が大きすぎるケースもあるので、乗せきれない時は小型の餌木にチェンジするのが手だ。その場合、谷さんは良く飛び、前傾姿勢で比較的早く沈む「乱舞エボリューション2.5号」にチェンジ。磯際でのサイトフィッシングの場合は5mほどのショートキャストを繰り返し、何度もアオリに餌木を見せて活性を高めてやることも大事。ある程度沈めてからショートジャーク数回→フォールを数回し、磯際に餌木が近づいてきたら、谷さんは決めとしてしゃくるのをやめ、ステイ気味にしてアオリが抱いてくるのをじっと待つことが多い。時にはテンションをかけたまま餌木を磯の上に置くことも。流れを受けてテールが動き、アオリを誘ってくれるからだ。
乱舞エボリューションの2.5号を使う時のコツとして、磯際でただステイさせるだけではなく、手前に引っ張るようなイメージで少しだけテンションを加えてやると、餌木の姿勢が安定し、アオリが餌木を抱きやすくなるとのことなので、ぜひ覚えておきたい。もしアオリの群れが薄くなってきたら、フルキャストをして広範囲を、もしくは深場を探って、新しいアオリを集めるようにしよう。
アオリに飽きられないようカラーローテーションすることも大事。谷さんが交換するのは主に下地のカラーで、背中は視認性を重視してオレンジ系をメインに使う(カラーローテーションの詳細は後述の囲み記事を参照)。フォールは単調にならないようフリーフォール、カーブフォールや、ゆっくりとロッドを引きながら水平移動を意識したテンションフォールを適度に織り交ぜるといい。
基本はリフト&フォール。ジグ次第では棒引きも
根魚狙いはワームのジグヘッドリグやメタルジグを使用。ともにアクションはボトム付近でのリフト&フォールが主体。ヒットしたら根に入られないように注意しよう
アオリの反応がなくなり、ひと通り攻めきったと感じたのなら、ポイントを休めてから再度狙ったり、目先を変えて違うターゲットを狙ったりするのもいいだろう。特に秋の但馬の沖磯は、ルアーで狙えるターゲットがてんこ盛り。エギングだけで渡るのはもったいないほどだ。特にオススメしたいのがアコウ。今シーズンは20~30cmクラスのやや小型ながら、好調に数が釣れている。また、沖磯は波止と違って釣り荒れが少ないので、ガシラも濃く、ソイも釣れる。釣り方は手軽に楽しむならワームのジグヘッドリグや、20~30gの軽めのメタルジグを使ったライトショアジギングが有効。タックルはエギングタックルのままで十分OKだ。
ワームの場合、谷さんは2~3インチのホッグ系や、マテリアルが軟らかめで食いこみの良い4インチ前後のストレート系を使用。カラーはパールホワイトがメイン。ジグヘッドは7~30gまでを使用。沖磯は大型根魚も期待できるので、ハリは太軸でしっかりしたものを選ぼう。当日は「OH!めだま」のレッドカラーを使用していた。アクションは底をとったらゆっくりしゃくりながら50cmほど浮かせ、また底へフォールさせるの繰り返し。当日はジグヘッドリグがメインだったが、もっと本気で根魚を狙う場合は、テキサスリグやキャロライナリグの用意もあったほうがいい。シンカーは音によるアピールが強いタングステン製がオススメとのことだ。
メタルジグはフラッシングによるアピールを重視する場合などに使用。谷さんは「ジャックアイ」と「ジャックアイD-SLIDE」を使い分ける。ジャックアイの場合は、ボトム付近の棒引きで攻める。着底したら1mほど巻き上げてゆっくり巻くだけ。D-SLIDEの場合は、センターバランスでフォールでのフラッシング効果が強いため、底から2mほどしゃくり上げては底まで落とすの繰り返し。根掛りが多いのでリアフックは外し、フロントのアイかスナップにアシストフックを1本セットするだけでいい。根魚はヒットするとすぐに根に入ろうとするので、ヒットしたら急いで根から引き離すようにしよう。
香住東港(兵庫県香美町)
【交通】当日渡ったのは香住の沖磯。渡船の出船場所となる香住東港へは、京阪神からなら舞鶴若狭自動車道の春日インターから北近畿豊岡自動車道を利用し、終点の和田山から豊岡市内へ向かい、国道178号で香住東港へ
渡船&ポイント
香住の沖磯へはたじま渡船(TEL080・6158・8169)を利用。料金は白石周辺が3000円、てっぽう周辺から西方面は3500円。出船は香住東港から。乗り場は三姉妹船長でおなじみの遊覧船「かすみ丸」の西側だが、要問い合わせ。香住周辺の磯は風裏となる場所が多く、歩き回れる磯もあり、エギングに最適なポイントが多いのが魅力。潮通しのよい表側には、ヒラマサなどの青物やマダイ、グレなどの好ポイントが点在している
軽量&安全装備
沖磯へ渡るなら、ライフジャケットは必ず着用しなくてはならない。着用していないと磯へ渡してくれないので、忘れないよう気をつけよう。谷さんはFINA SW 自動膨張式ライフジャケットショート丈タイプのスカイブルーを着用。「一体感があってズレにくく、釣りをしていても手に干渉せず釣りに集中できます。ジギングにもオススメですよ」と谷さん。足もとは滑らないようスパイクシューズが基本。その他の装備はできるだけ軽装が一番。荷物はウエストポーチなどのバッグや防水バッカンなどにまとめ、タックル類はコンパクトにしておこう。当日谷さんが使用していたのはFINA SW エギングバッグ・ワンショルダータイプ。比較的ライトに使えるタイプで、ショルダーベルトだけでなく、脇の下にも回すベルトが設けてあり、より身体にフィットして磯上でアクティブに動きまわる人にオススメだ。重量負荷を分散しており、用途ごとの収納ができるミリタリーポーチもある。広い磯で動き回るなら、FINA SW ランガンバッグの使用がオススメ。内側にコンビニ袋をセットすれば、携帯用のクーラーになり、アオリや根魚を入れておける。ある程度入れたら、ベースに置いておいたクーラーに戻って中の釣果を保存しておくといい。釣果を入れるクーラーは大き過ぎないものを。保冷力が強いに超したことはない







